患者様の情報
60代 女性
疾患・症状
状態
約5年前に坐骨神経痛としびれに対して私が診察をさせて頂いた方です。当時は歩行には問題がなく、運動後に症状が出現する状態であり、様子をみられていました。しかし、本日受診された際には杖歩行になっており、10分程の歩行も困難な状態まで悪化されておられました。
検査
5年前のMRI

5年前のMRI検査です。脊柱管狭窄症を認めておりますが、神経障害はまだ軽症から中等症の間で収まっていました。
本日のMRI

本日のMRI検査では、神経障害が進行しているのが明らかです。
治療
外科的手術は希望されないため、椎間板治療を行う事に致しました。
Annulargram検査
Annulargram検査で椎間板繊維輪の損傷が確認されましたので、ディスクシール治療を行いました。
まとめ
脊柱管狭窄症は進行性の病気ですので、虫歯の治療や癌の治療と同様に早めに治療を行う事が肝要です。人生は一度きりなので、後悔しないためには予防治療も重要だとご説明させて頂きました。
院長の一言
とれない痛み
2ヵ月くらい前からか、首と右肩に鈍痛が出現しているんですけど、ちっとも改善がないんですね。ゴルフが影響したんかなと思てたんですけど、まとわりつくような鈍痛なんですね。元々腰も遺伝的に弱くてヘルニア持ちなんで、頚椎の可能性も考えられなくもないんで、明日MRI検査を行う事にしました。腰が悪い人は頚椎も悪いことが多いんで、ちょっとは覚悟してるんですけど、ヘルニアなどが見つかったらディスクシールしてもらおうかなと思てます。

昨日は天気が良かったんで、ダイエットしようと思うて自転車でサイクリングに出かけたんですけど、途中でシャトレーゼに吸い込まれてチョコバッキーと和菓子を食べてもて、ダイエットになりまへんでした……お金持って行かんかったよかったです。


今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任、2025年:研修を経て10月に頚椎ディスクシール治療ライセンスを獲得