PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)/ 日帰り腰痛治療

PLDD法とは

経皮的レーザー椎間板減圧術 - PERCUTANEOUS LASER DISC DECOMPRESSION

PLDD法は、腰椎椎間板ヘルニアの原因である椎間板内の圧力上昇に対して減圧するレーザー治療です。PLDD法の歴史は古く、1980年代より始められた治療であり、日本でも多くの患者様が治療を受けられています。しかし、腰椎椎間板ヘルニアのみ適応で、椎間板が潰れて擦り減っているような場合は治療ができない可能性があります。
当院では、椎間板損傷があったとしても、損傷程度により「DRT法(経皮的椎間板再生治療)」や「ディスクシール治療」が選択可能です。

PLDD法の解説動画

腰椎椎間板ヘルニアに効果的な治療法であるレーザー治療「PLDD法」について解説しています。

対象となる疾患と症状

対象疾患

  • 腰椎椎間板ヘルニア

このようなお悩みの方が対象

  • 腰椎椎間板ヘルニアと診断された
  • 腰椎椎間板ヘルニアが原因で慢性的な腰痛や痛みの症状に悩まされている
  • 外科的手術を勧められたが怖い
  • ヘルニアの摘出手術をしたが再発し、改善もない
  • 高齢のため外科的手術のリスクが高い
  • 腰痛の手術で入院したくない

80歳以上のご高齢の方も治療が可能です

治療のメリット

傷口がほとんど残らない

傷口がほとんど残らない

切開を行わず、小さい針を刺すだけなので傷跡はほとんど残りません。

負担が少ない日帰り治療

負担が少ない日帰り治療

局所麻酔と針のみで治療を行うため、治療時間は20~25分程度。治療後数時間の安静でご帰宅が可能です。

通院やリハビリの必要がない

通院やリハビリの必要がない

遠方の方でも治療後の通院やリハビリの必要がないため、日常生活や職場復帰も容易です。

従来の手術方法との比較

スクロールしてご確認ください

治療法
腰痛疾患
PLDD法
(レーザー治療)
MED
(内視鏡椎間板切除手術)
脊椎固定術
及び除圧手術
ヘル二コア
(椎間板内酵素注入療法)
再発率
(治療後2年以内)
高い高い極めて高い低い
椎間板の
修復・再生効果
無し無し無し無し
治療後の
椎間板への
ダメージ
有り有り有り有り
入院期間日帰り約7日間約21日間日帰り
通院の必要基本的に必要なし必ず必要必ず必要基本的に必要なし
保険適応×

治療の流れ

  1. 準備
    準備
    治療台の上にうつ伏せで寝ていただきます。
  2. 消毒
    消毒
    背中から治療を行うため、しっかりと消毒します。治療担当医や看護師などスタッフは滅菌のグローブとガウンを着用しています。
  3. 麻酔
    麻酔
    背中に数ミリの針で局所麻酔を行います。また、ご要望に合わせて鎮静剤を使った治療もご案内しております。
  4. 治療
    治療
    背中に0.8mmの針(穿刺針)を椎間板に挿入し、針を経由してレーザーファイバーを通します。椎間板内の髄核に対してレーザーを照射し、蒸散させます。
  5. 安静
    安静
    治療後は回復室で1時間程度安静にしていただきます。

椎間板の状態

  1. ヘルニアにより神経が圧迫され、椎間板に炎症が起こります。

    ヘルニアにより神経が圧迫され、椎間板に炎症が起こります。

  2. 椎間板内(髄核)をレーザーで焼灼することで空洞を作ります。

    椎間板内(髄核)をレーザーで焼灼することで空洞を作ります。

  3. 椎間板内の減圧され、飛び出していた椎間板が縮みます。

    椎間板内の減圧され、飛び出していた椎間板が縮みます。

  4. 神経の圧迫が軽減され、痛みや炎症が静まります。

    神経の圧迫が軽減され、痛みや炎症が静まります。

腰椎椎間板ヘルニアに有効

PLDD法は腰椎椎間板ヘルニアでも特に内圧が高く、靱帯から脱出していない軽度~中度のヘルニアに対して有効です。脱出型に対してはDRT法やディスクシール治療が有効な治療法になります。

突出型

腰椎椎間板ヘルニア(突出型)

線維輪の亀裂が少なく髄核が線維輪から飛び出さないが、髄核が後方へ移動して神経の一部を圧迫するタイプ

脱出型

腰椎椎間板ヘルニア(脱出型)

椎間板が傷む事により線維輪に亀裂が入り、髄核が線維輪を突き破り炎症を引き起こしたり神経を直接的に圧迫するタイプ

PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)の動画

腰椎椎間板ヘルニアに対してのレーザー治療「PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)」についての動画です。

治療時間

治療時間
15分程度

治療後は30分で歩行可能(個人差あり)となり、約60分後には帰宅可能となります。デスクワークや軽動作は翌日から可能ですが、スポーツや重労働は1ヵ月程度控える必要があります。

効果と副作用

効果

治療後1~3ヵ月で効果が期待されます。PLDD法の治療効果については下記でご紹介しています。

副作用

治療を受けた後に今までになかった腰痛や痺れ、太ももに筋肉の張りを感じる場合があります。症状や状態により個人差がありますが、手術後1週間~1ヵ月程これまでになかった症状が一時的に続くこともあります。また外科的手術と比べると確率は非常に低くなりますが、治療箇所からの感染症や、合併症などのリスクがあります。

治療後の運動制限

当院の治療は日帰り治療のため、治療後翌日から日常生活への復帰が可能です。また可能な限り歩行や運動を行うことを推奨しております。しかし、一部控えていただく必要がある運動や日常の動作がございます。

治療後に運動や日常生活が可能になるまでの日数

ホットカイロ
術後すぐ
自転車
1日
サウナ
3日
温泉
3日
プール
3日
スポーツジム
7日
マッサージ
7日
ブロック注射
7日
リハビリ
7日
ヨガ
14日
スポーツバイク
14日
整体
14日
鍼治療
14日
ゴルフ
30日

※ゴルフのラウンドは治療後30日以上経ってからを推奨しております。
※スポーツができるようになる方もいますが再発のリスクがあります。

治療費用

治療箇所(椎間板につき)1箇所2箇所3箇所4・5箇所
治療費用280,000円(税込:308,000円)330,000円(税込:363,000円)380,000円(税込:418,000円)430,000円(税込:473,000円)

お支払い方法

現金、各種クレジットカード、事前振込によるお支払いが可能です。

事前振込をご希望の方へ

初めてご来院される方

治療方法が決定していないため最大お費用が発生した場合を想定して、1,760,000円をお振込みいただいております。治療後、差額が発生した場合は治療後にご指定の銀行口座へ返金いたします。

画像相談ご依頼の方

診断の結果、治療費用を決定いたします。決定後にお伝えする治療費用をお振込みください。治療箇所が少なくなった場合などお振込み金額に差額が発生した場合は治療後、ご指定の銀行口座に差額分を返金いたします。

備考

大阪本院にて診察後治療を受けた場合、診察・MRI等の検査費用はすべて上記治療費用に含まれます。
本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。

よくある質問

治療方法について

治療後について

  • Q
    PLDD法の治療後にリハビリは必要でしょうか?
    A

    軽い運動であれば治療後1週間から行う事は可能ですが、しかし術後の痛みが強い場合やスポーツや激しい運動は控えるようにしてください。
    軽いウォーキング、ストレッチから始めてみてください。

日帰り腰痛治療法一覧

椎間板内の治療方法

当院の治療はすべて保険適応外の自由診療です

椎間板に損傷がある
タイプ


椎間板に損傷がなく
内圧が高いタイプ

椎間板外の治療方法

椎間板内治療後に症状が残存した方が対象です

再生療法


抗炎症療法

閉じる