PODT法(経皮的椎間板オゾン注入療法)椎間板外の治療/ 日帰り腰痛治療
PODT法とは
経皮的椎間板オゾン注入療法 - PERCUTANEOUS OZONE DISC TREATMENT
0.8mmの針(穿刺針・せんししん)を用いて、椎間板の周辺にオゾンガスを噴出し、慢性的な炎症を抑え、神経痛を緩和させる治療法です。強い免疫反応を発生させることで炎症を抑える効果が期待できます。また、椎間板内の内圧が高い椎間板ヘルニアに対しては、椎間板内にオゾンを注入することで減圧させる効果も期待できます。
PODT法の解説動画
対象となる疾患と症状
対象疾患
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 椎間板変性症
- 腰椎すべり症
- 脊椎術後疼痛症候群(FBSS)
このようなお悩みの方が対象
- 慢性的に痛みや痺れに悩んでいる
- 高齢のため外科的手術のリスクが高い
- 脊椎固定術・人工椎間板置換術などの手術をしたくない
- 外科的手術後に改善しなかった、または再発した
- 腰痛の手術で入院したくない
- 腰や足に痛みがあり歩くことが困難
- ゴルフや野球などのスポーツをしたいが、腰痛が原因で思うようにできない
80歳以上のご高齢の方も治療が可能です
治療のメリット
炎症の軽減
痛みの原因である炎症(サイトカイン)に対して症状の軽減、組織修復を促す効果が期待されます。
負担が少ない日帰り治療
局所麻酔と針のみで治療を行うため、治療時間は20~25分程度。治療後数時間の安静でご帰宅が可能です。
手術後の患者様も治療可能
手術後にも疼痛が緩和しない方や症状が再発した方にも治療が可能です。
治療の流れ
椎間板の状態
-
ディスクシール治療及びDRT法の治療後も炎症による慢性的な神経痛が残存している状態。
-
椎間板の外にオゾンガスを噴出します。
-
椎間板の周辺組織の神経障害を再生し改善させます。
治療時間
- 治療時間
- 15分程度
治療後は30分で歩行可能(個人差あり)となり、約60分後には帰宅可能となります。デスクワークや軽動作は翌日から可能ですが、スポーツや重労働は1ヵ月程度控える必要があります。
効果と副作用
効果
治療後1~3ヵ月で大きな効果が期待されます。
副作用
治療後は内出血、腫れ、発赤、疼痛、かゆみ、変色および圧痛が発生することがあります。椎間板の容量が増えたことで周りの筋肉や関節、靭帯等の広がりにより一時的に筋肉痛や腰の違和感が出現することがあります。
禁忌事項
PRP療法と組み合わせて治療する場合は、下記項目に該当される方は治療ができない場合があります。
- 妊娠中やその可能性のある方
- 授乳中の方
- アレルギー体質の方
- 癌治療中の方
治療後の運動制限
当院の治療は日帰り治療のため、治療後翌日から日常生活への復帰が可能です。また可能な限り歩行や運動を行うことを推奨しております。しかし、一部控えていただく必要がある運動や日常の動作がございます。
治療後に運動や日常生活が可能になるまでの日数
- ホットカイロ
- 術後すぐ
- 自転車
- 1日
- サウナ
- 3日
- 温泉
- 3日
- プール
- 3日
- スポーツジム
- 7日
- マッサージ
- 7日
- ブロック注射
- 7日
- リハビリ
- 7日
- ヨガ
- 14日
- スポーツバイク
- 14日
- 整体
- 14日
- 鍼治療
- 14日
- ゴルフ
- 30日
※ゴルフのラウンドは治療後30日以上経ってからを推奨しております。
※スポーツができるようになる方もいますが再発のリスクがあります。
治療費用
PODT法
治療箇所(椎間板につき) | 1箇所 | 2箇所 | 3箇所 | 4・5箇所 |
---|---|---|---|---|
治療費用 | 300,000円(税込:330,000円) | 350,000円(税込:385,000円) | 400,000円(税込:440,000円) | 450,000円(税込:495,000円) |
PRP療法 + PODT法
治療箇所(椎間板につき) | 1箇所 | 2箇所 | 3箇所 | 4・5箇所 |
---|---|---|---|---|
治療費用 | 400,000円(税込:440,000円) | 450,000円(税込:495,000円) | 500,000円(税込:550,000円) | 550,000円(税込:605,000円) |
PODT法は、PRP療法と組み合わせることにより、広範囲の炎症に対して消炎と再生を促す効果が期待できます。
お支払い方法
現金、各種クレジットカード、事前振込によるお支払いが可能です。
事前振込をご希望の方へ
ご来院される方
治療方法が決定していないため、診察後にお伝えする治療費用をお振込みください。治療箇所が少なくなった場合などお振込み金額に差額が発生した場合は治療後、ご指定の銀行口座に差額分を返金いたします。
画像相談ご依頼の方
診断の結果、治療費用を決定いたします。決定後にお伝えする治療費用をお振込みください。治療箇所が少なくなった場合などお振込み金額に差額が発生した場合は治療後、ご指定の銀行口座に差額分を返金いたします。
備考
大阪本院にて診察後治療を受けた場合、診察・MRI等の検査費用はすべて上記治療費用に含まれます。
本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。
よくある質問
治療方法について
-
- Q
- PLDD法とPODT法の違いはなんですか?
- A
PLDD法とPODT法はどちらも腰椎椎間板ヘルニアに対しての治療ですが、治療の仕方が異なります。PLDD法は椎間板を焼いて椎間板内の内圧を下げますが、PODT法はオゾンが酸化することによって椎間板を縮小します。またPODT法は椎間板変性症にも効果が期待できます。
-
- Q
- オゾン治療はどのような場合に適応になりますか?
- A
椎間板の内圧が高く、慢性的な炎症が続いている場合に適応になることがあります。
治療後について
-
- Q
- 治療後は運動しても大丈夫ですか?
- A
軽い運動であれば治療後1週間から行う事は可能ですが、しかし術後の痛みが強い場合やスポーツや激しい運動は控えるようにしてください。
軽いウォーキング、ストレッチから始めてみてください。
-
- Q
- 治療後はどのくらいで炎症がなくなりますか?
- A
個人差がありますが、早ければ治療後1週間以内に炎症が治まる場合もありますが、1ヵ月程時間がかかる場合もあります。
当院の対象疾患と症状
疾患
腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症
腰椎すべり症
椎間板変性症
変形性腰椎症
症状
坐骨神経痛
間欠性跛行