新大阪駅から徒歩1分。腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症の日帰り腰痛治療なら【医療法人蒼優会 NLC野中腰痛クリニック】
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間欠性跛行/ 腰の病気の原因や症状と治療法

長時間歩けなくなる症状「間欠性跛行」とは?

間欠性跛行(かんけつせいはこう)とは、歩行時にふくらはぎなど下肢の筋肉に痛みやしびれが出現し、歩き続けることができない状態を言います。通常、一定時間休むことで回復しますが、歩き出すと再び症状が現れます。間欠性跛行の原因は神経性と血管性の二種類が考えられます。

間欠性跛行の原因は「神経性」と「血管性」

間欠性跛行の原因は、神経性のものと血管性のもので2種類存在します。神経性では腰部脊柱管狭窄症、血管性では閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)が間欠性跛行の原因となる疾患として挙げられます。

腰部脊柱管狭窄症

椎間板(側面図)と腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症は、背骨の変形や靭帯の肥厚により、脊髄神経の通るトンネルである脊柱管が狭くなる病気です。基本的には加齢が原因であることが多く、平均年齢は60歳以上と高齢の方になります。

神経が圧迫されることで、下肢に痛みやしびれを生じさせます。安静時には痛みがなく、運動時に症状がみられるということもあります。また、両足の下肢全体に症状がみられるということが多いです。

腰部脊柱管狭窄症が原因の場合は、前かがみの体勢になることで症状が回復することが多いです。そのため、自転車など座った体勢の場合は症状がみられにくいことも特徴です。

閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)

閉塞性動脈硬化症とは、下肢の血流障害を指します。骨盤から脚にかけての血管内で血栓がつまり、血流が滞ることで酸素や栄養が足に行き届かない病気です。症状としては、初期では足の冷えや色調変化がみられ、進行すると足の痛みや間欠性跛行がみられます。

閉塞性動脈硬化症が原因の場合、姿勢に関わらず休むことで回復したり、片側の足・ふくらはぎのみに症状があらわれやすいことが特徴です。

また血管性の場合、喫煙を主な原因として30〜40代に多いバージャー病が原因であることもあります。

間欠性跛行の原因別の検査・診察方法

まずは、ご自身の間欠性跛行が腰部脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症のどちらが原因であるのか知る必要があります。

腰部脊柱管狭窄症の場合

腰部脊柱管狭窄症のMRI画像

腰部脊柱管狭窄症の場合、整形外科での受診が主になります。脊髄造影検査やレントゲン、MRI検査をもとに診断します。MRI検査の場合、より詳細に脊髄神経・椎間板・靭帯の確認ができるため、症状の原因がどこにあるのか判別することができます。

閉塞性動脈硬化症の場合

糖尿病・脂質異常症・高血圧など、生活習慣病に関わる疾患を既にお持ちの場合は、心臓血管外科や循環器内科を受診します。閉塞性動脈硬化症の場合は、足の甲やくるぶし辺りで脈拍が測れるかどうかの確認や、足関節上腕血圧比(ABI)などの検査がおこなわれます。

※上記は、一般的な内容としてお伝えしています。当院では、閉塞性動脈硬化症に関するこれらの検査・治療は実施しておりません。

間欠性跛行の原因別の治療方法

腰部脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症とで治療方法やアプローチ方法は異なります。下記にてそれぞれの治療方法をご紹介します。

腰部脊柱管狭窄症の場合

腰部脊柱管狭窄症の治療は、保存療法・外科的手術・椎間板治療の3つが挙げられます。

まずは、薬物療法や温熱療法、理学療法といった保存療法をおこないますが、原則として腰部脊柱管狭窄症は腰椎椎間板ヘルニアのように自然治癒するということがないため、根本的な解決にはつながりません。次に、腰椎椎弓切除術、脊椎固定術といった外科的手術をおこないます。しかし、これらは背中の広い範囲を切開しておこなう治療のため、感染症や合併症のリスクが高いのが特徴です。

外科的手術に代わる治療として当院では椎間板の修復・再生を目的とした椎間板治療DST法(ディスクシール治療)を行っています。DST法(ディスクシール治療)は、注射針のような穿刺針(せんししん)を椎間板に注入して薬剤を注入する治療であり、メスを使用した切開手術はしません。そのため、患者さまの負荷が少なく、20〜25分と短時間で日帰りでの治療が可能です。また、一度外科的手術を受けて改善しなかった方や高齢者の方でも治療できるのが特徴です。

閉塞性動脈硬化症の場合

基本的には、生活習慣の改善などの保存療法や薬物療法により治療をおこないます。動脈硬化の危険因子である、糖尿病・脂質異常症・高血圧・喫煙・肥満・運動不足などは特に注意が必要です。なかでも、喫煙の影響は大きいことがわかっており、禁煙が重要になります。それでも改善がみられない場合は、カテーテル治療やバイパス手術といった外科的処置がとられます。

※上記は、一般的な内容としてお伝えしています。当院では、閉塞性動脈硬化症に関するこれらの検査・治療は実施しておりません。

NLC野中腰痛クリニックの間欠性跛行の治療実績

当院における間欠性跛行の治療実績をご紹介します。先ほどご紹介したDST法(ディスクシール治療)をどのようにおこなっているのかご確認いただけます。当院の間欠性跛行の治療実績はこちらをご覧ください。
NLC野中腰痛クリニックの日帰り腰痛治療の実績は、5,034件(集計期間:2018年6月~2023年8月)

4年前から坐骨神経痛、間欠性跛行(2~3分ほどしか歩けない)の症状を抱えていた患者さまです。DST法により、潰れてしまった椎間板の再生をおこないました。治療中、管が神経の近くを通ることもありましたが、向きを調整しながらしびれが出ないように治療を進めました。治療後は2時間程度経過した後、歩いて帰宅されております。

6ヶ月前より臀部から足全体にしびれを感じ、3ヵ月前からは痛みにより長時間の歩行や運動が難しくなった患者さまです。DST法により、椎間板の変形状態を改善しました。患者様の体型に合わせ、治療用の管の向きを微調整しながら治療を行いました。治療は約20分で終了し、2時間ほど個室でご休憩いただいた後に帰宅されております。


NLC野中腰痛クリニック院長が間欠性跛行について解説

腰部脊柱管狭窄症の患者さまには、「5分程度で歩けなくってしまう」「少し休憩すると楽になり、歩けるようになる」といった間欠性跛行の症状がよくみられます。間欠性跛行は神経性と血管性で発症原因が異なりますが、特に前かがみになると楽になるという方は、神経性の腰部脊柱管狭窄症を原因としている可能性が高いです。まずはレントゲンやMRI検査をおこない、症状にあわせて保存療法・外科的手術・椎間板治療から最適な治療をご提案させていただきます。特に、当院で実施している椎間板治療のDST法(ディスクシール治療)は、症状の原因である椎間板の機能改善に効果的です。症状がある場合は放置せず、お気軽に当院までご相談ください。

NLC野中腰痛クリニック院長 野中 康行

NLC野中腰痛クリニック院長
野中 康行

NLC野中腰痛クリニックが対応する腰の病気一覧

NLC野中腰痛クリニックホームページ監修の医師紹介

野中 康行院長

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

院長略歴

  • 2002年
    川崎医科大学 卒業
    医師免許取得
  • 2006年
    神鋼加古川病院(現:加古川中央市民病院) 勤務
  • 2011年
    医療法人青心会 郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科) 勤務
    医療法人青心会 理事就任
  • 2018年
    ILC国際腰痛クリニック 開設
    院長就任
  • 2020年
    医療法人康俊会 開設
    理事長就任
  • 2021年
    NLC野中腰痛クリニック 開設
    院長就任
  • 2023年
    医療法人蒼優会 開設
    理事長就任

石田 貴樹副院長

医療法人蒼優会理事・NLC野中腰痛クリニック副院長:石田貴樹

副院長略歴

  • 2009年
    高知大学 卒業
    医師免許取得
  • 2012年
    神戸市立医療センター西市民病院 勤務
  • 2013年
    兵庫県立尼崎病院 勤務
  • 2014年
    関西労災病院 勤務
  • 2015年
    神戸大学医学部附属病院 勤務
  • 2018年
    神戸大学医学部附属病院 助教就任
  • 2019年
    ILC国際腰痛クリニック 勤務
  • 2021年
    NLC野中腰痛クリニック 勤務
    2年間の研修を経て2022年10月にライセンスを獲得
  • 2023年
    医療法人蒼優会 理事就任
    医療法人蒼優会 NLC野中腰痛クリニック 副院長就任
JR新大阪駅東出口から徒歩1分