患者様の情報
80代 女性
疾患・症状
状態
3年前に圧迫骨折を発症されており、腰痛と坐骨経痛で悩まれています。数分間の杖歩行はできますが、自宅の家事が出来なくなっており、このままでは車椅子生活になってしまうと心配で受診されました。
検査
MRI検査

腰のMRI検査です。圧迫骨折部位、潰れた椎間板、脊柱管狭窄症の合併を確認できます。
治療
椎間板治療を行うことで腰痛と坐骨神経痛の改善が期待されることを説明し、ディスクシール治療を行いました。
Annulargram検査
Annulargram検査を行っています。椎間板損傷部分が確認されます。
ディスクシール治療
椎間板損傷部分に対してディスクシール治療を行っています。治療時間は10分ほどです。ご高齢でしたので、鎮静剤の使用量を少なめに調整させていただきました。
院長の一言
悟り
私も2024年の5月にDRT治療を受けましたが、あっという間に2年経ちました。正直に言うて、腰痛発作はたまに出るんですが、1日で回復するほどの軽いやつで済んでます。元々あった坐骨神経痛(右か左かも忘れたんですが)は消失していて、ゴルフとスキーも心置きなく楽しんでます。まあ調子ええかなって感じです。せやけど、外来で患者さんには「改善してもあまり無理をしないようにしてくださいね」といっちょ前にお願いしているくせに、言うてる自分がかなり無茶をしてるもんですから「自分って愚か者」やなと思ってしまいますね。目の前に魅力的で楽しいことがあったとて我慢できるようになるには、悟りでも開かな無理かもしれまへん……。克己心(こっきしん)を養うべし、がんばれ俺。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。
椎間板変性症
椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任、2025年:研修を経て10月に頚椎ディスクシール治療ライセンスを獲得