患者様の情報
70代 男性
疾患・症状
患者様の状態
50代の時に仕事で腰痛が出現して以来、左足に坐骨神経痛が出現するようになられました。当初は軽い痛みであったのですが、徐々に神経痛が悪化し、杖で歩行しなくてはならない状態となり、当院を受診されています。
検査
腰のMRI検査です。複数の椎間板が変形し潰れています。足の神経も圧迫を受けており脊柱管狭窄症と診断致しました。
施術内容
ディスクシール治療
ディスクシール治療を行いました。
椎間板が潰れている為に硬度の高い管を選択しました。患者様には鎮静剤を投与し、寝ていただいております。
椎間板に対してディスクシール治療を行っているところになります。
治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後になります。治療時間は18分ほどでした。
院長の一言
子供たちが貯めていた小銭600枚以上を銀行に持っていきました。
窓口で預けると手数料がかかる?
手数料1,300円……
焦ったのですが、ATMで預けると手数料がかからないことを教えてもらいほっとしました。
ただし、ATMの場合は100枚ずつしかカウントできないため、7回も同じ作業を繰り返すことになりました。小銭はためずに使いましょう。
今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任