患者様の情報
20代 男性(中国籍)
疾患・症状
状態
2年前に当院で治療を受けられた患者様ですが、この度日本に移住されたのを機に経過観察をご希望され受診されました。当時は10代でしたが、運動後にヘルニアを発症され、腰痛、右下肢疼痛、神経障害性疼痛による歩行困難が改善しないことから、ヘルニアに対してディスクシール治療を行いました。
治療前のMRI
MRI検査(側面)

MRI検査(上面)

治療後、症状はほぼ改善しており、VASスコアは腰痛、下肢疼痛、下肢神経障害性疼痛、臀部痛、に大幅に改善しております。
治療後のMRI
MRI検査(側面)

MRI検査(上面)

MRIでは脱出しているヘルニアは完全に吸収されており、容量も保たれたままです。
経過観察
長時間の座位や歩行で軽度の臀部の違和感が出るとのことで、
①減量95kgを90kgにする
②ストレートバックであるため、リハビリによる介入
③長時間の座位による悪化を予防するための骨盤の使い方の指導
④神経根症状に対して椎間板外治療
などを提案いたしました。
副院長の一言
ディスクシール治療によりヘルニアの吸収が進み、椎間板の損傷の進行が予防されていると考えます。とても経過は良好で、僕としましてもとても喜ばしい結果です。しかし、まだとても若い方ですので、これからの長い人生のことを考えると、少しでもいい状態を維持するためのサポートも必要です。今後はリハビリの面からの協力をさせて頂くこととしました。良くなった方はほとんど病院の来られないので、今回のようにいい報告を聞けると嬉しいですね!
今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。
この記事の著者
大阪本院 副院長石田 貴樹
2009年:高知大学卒業・医師免許取得、2012年:神戸市立医療センター西市民病院勤務、2013年:兵庫県立尼崎病院勤務、2014年:関西労災病院勤務、2019年:ILC国際腰痛クリニック勤務、2021年:野中腰痛クリニック勤務、2022年:2年間の研修を経て10月にライセンスを獲得、2023年:医療法人蒼優会理事就任・野中腰痛クリニック副院長就任、2025年:研修を経て10月に頚椎ディスクシール治療ライセンスを獲得