患者様の情報
80代 女性
疾患・症状
状態
20年以上も慢性の坐骨神経痛に悩まれており、昨年5月にディスクシール治療を行いました。しかし、坐骨神経痛の改善がないため本日受診されています。
検査

左側が治療前、右側が治療後のMRI検査です。脊柱管狭窄症も残存しており、椎間板治療部位も変化がみられません。
治療前後の状態
VAS Score(疼痛スケール)
| 2025年5月 | 2026年6月 | |
|---|---|---|
| 腰の痛み | 0点 | 0点 |
| 下肢の痛み | 5点 | 5点 |
| しびれ | 0点 | 0点 |
| 臀部の痛み | 5点 | 5点 |
(患者様に痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)
診察
治療前後で日常生活のレベルも変化はなく、坐骨神経痛は悪化もしていないが改善もないという状態でした。神経障害が残存している状態(後遺症)であるとご説明させていただきました。神経障害に対しては、北米でも治療に難渋しているのですが、幹細胞関連の治療で有効性が評価されており、当院でも治療を導入しているのでご説明させていただきました。
まとめ
長期間放置された神経障害においては、ディスクシール治療などでも有効率が下がることが示唆されております。改善がない場合は追加治療を行うことは可能ですが、追加治療の有効率が60%程度と低いため、神経障害に対しては早期治療が大切だと考えております。
院長の一言
ゴム手袋
ゴム手袋を業者に発注したところ、1箱700円が2,100円になっとりました……。たしか、政府が備蓄用のゴム手袋5000万枚を放出したはずやけど、めっちゃ値上がりしてますやん。だれが儲けてるんやろ? どこもかしこも値上がりしてますけど、7月・8月以降はどんどん物価上がるんちゃうやろか……。トランプさん黙想でもして世界平和を考えなはれ。

さて、われらの阪神タイガースがライオンズに2連敗してますやん。ほんま今日は勝ってもらわんとえらい事になりますよ。たのむ何とか1勝お願いします!
今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。
椎間板変性症
椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任、2025年:研修を経て10月に頚椎ディスクシール治療ライセンスを獲得