患者様の情報
60代 男性
疾患・症状
状態
本日は親戚のおじさんが来院されました。私と血縁関係もある方ですが、今年3月頃から坐骨神経痛を自覚する様になり、私に相談がありました。腰痛家系でもありますので、早めの治療をお勧めし、診察となりました。
検査

腰のMRI検査ですが、複数箇所で椎間板容量が減少しており、私の腰と似ています。また脊柱管狭窄症を合併しています。
治療
椎間板容量が減少している為にディスクシール治療をお勧めしました。

治療中に痛みがあると親戚関係にひびが入るかもしれませんので、鎮静剤を併用し記憶を消し去ることにしました。
Annulargram検査
造影検査で損傷部位を確認しているところです。思ったよりも損傷がひどかったですね。
ディスクシール治療
ディスクシール治療を施行しています。椎間板容量が増える程度まで治療を行いました。
腰痛家系の場合は、椎間板機能に異常があることが多いので、早めに治療をすることをお勧めしております。治療後におじさんよりゴルフを誘われましたが、1ヵ月は禁止ですよとお伝えしました。
院長の一言
値上げ要請がきてもた
本日、血液検査を委託しとる会社から検査費用の値上げ依頼がありまして、一律15%の値上げ……。確認したんですけど「確定案件」とのことでした。その会社は主にクリニックはんと取引されてるんですけど、病院も顧客に入ってるらしく、検査件数が多い病院からは「潰す気か!」などと怒られてるそうです。せやけど、検査会社も値上げせな潰れるし、医療機関は値上げを飲むしかありまへん。特に病院はコストの爆上がりと人件費の引き上げがあるにも関わらず、お国の定めた公定価格で回さなあかんのですけど、果たして耐えられるやろか? 今年の改定では、お国も公定価格(保険点数)をちょびっと上げましたけど、請求方法がややこしくて、実務上請求できへんらしいですやんか。自助努力で生き残れない病院は見捨てるというのが、お国の方針ですやろな……がんばろっと。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任、2025年:研修を経て10月に頚椎ディスクシール治療ライセンスを獲得