背骨のお役立ち情報 / 院長ブログ

【親が腰痛なら自分も危ない?】腰痛の5割は遺伝という衝撃の事実と、今すぐできる対策法

はじめに

親が腰痛持ちだと、「自分もいつかギックリ腰になるんじゃ…」と不安になりますよね。
実は、その直感はあながち間違いではありません。最新の遺伝子解析データにより、腰痛の3〜5割は遺伝するという衝撃の事実が明らかになっています。
今回は、「腰痛と遺伝のリアルな関係」と「今すぐできる対策法」をブログにまとめました。「腰痛家系だから…」と絶望する必要はありません。正しい知識を身につけて、一生動ける体を手に入れましょう。


動画で詳しく見たい方はこちら▼

<>

目次

衝撃の事実:腰痛の3〜5割は「遺伝」する

大規模な遺伝解析データ(論文発表済み)によると、腰痛の約3割〜5割は遺伝的な要因が絡んでいることが分かっています。
さらに驚くべきことに、「21歳までに椎間板ヘルニアを発症した人」の場合、遺伝率はなんと通常の5倍以上に跳ね上がります 。10代でのヘルニア発症は「ほぼほぼ遺伝が原因」と言っても過言ではありません。

遺伝する「3つの原因」とは?

では、具体的に腰のどのような要素が遺伝しているのでしょうか?理由は大きく分けて3つあります。

  • 骨格・歩き方のクセ...50代、60代になると、親と体型や歩き方がそっくりになってきませんか? 骨格が遺伝することで、「腰に負担がかかりやすい構造」まで引き継いでしまうのです。
  • 椎間板(クッション)の修復性能...骨と骨の間にあるクッション(椎間板)のコラーゲン再生・修復スピードには個人差があり、これも遺伝します。遺伝的に修復が遅い人や、炎症を起こしやすい人が存在します。
  • 脳の痛みに対する感度...実は「痛みの感じやすさ」も脳の構造レベルで遺伝します。同じレベルの炎症が起きても、遺伝的に痛みを敏感にキャッチしやすい家系があるのです。

私(45歳当時)と父親(70代)の腰のMRIを比較したところ、見事に同じ場所の椎間板が3個潰れています。「骨格も悪くなる場所もそっくりです。私のヘルニアは完全に遺伝でした」。

MRI画像

絶望しなくて大丈夫。残り50%は「使い方」で変えられる

「じゃあ、腰痛家系に生まれたら駄目だ…」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
裏を返せば、「残り50%は遺伝ではなく、日頃の腰の使い方次第で発症を防げる」ということです。ここからは、腰痛遺伝子に打ち勝つための具体的な対策を解説します。

スポーツをするなら「まず体作り」から

腰痛家系の人が太った状態のままゴルフでブンブンとフルスイングしたり、激しいスポーツ(野球やスキーなど)をしたりすると、腰に大きな負担がかかります。

  • ①まずはダイエット(減量)をして腰への負担を減らす
  • ②ストレッチや筋トレで「動ける体」を作ってからスポーツに挑む
  • ③何事も「ほどほど(無理のない範囲)」に楽しむ

このステップを踏むことで、腰痛を回避しながら趣味を長く楽しむことができます。

運動の注意点

子どもへの「腰痛教育」が未来を救う

もしご自身が腰痛持ちであれば、お子さんにもその遺伝子が引き継がれている可能性があります。
子どもに無理な姿勢をさせない、重いものを無理に持たせないなど、親の世代から「正しい腰の使い方(腰痛教育)」を教えてあげることが最高の予防策になります。

子供への指導

それでも腰を痛めてしまったら?

人間、目の前の楽しい誘惑には弱いものです。気をつけていても、ついついゴルフや旅行を楽しみすぎて「あ、ピキッとやってしまった…」ということもあるでしょう。
そんな時は、我慢せずに専門クリニックを頼ってください。当院では、ただ痛みを抑えるだけでなく、以下のような根本アプローチを行っています。アメリカで開発されたディスクシール治療です。メスを使わず日帰りで治療ができますので安心して治療を受けていただけます。

  • ①潰れた椎間板の機能改善(修復治療)
  • ②腰に負担をかけないためのリハビリ・ストレッチ指導
  • ③足全体への神経の痛み・しびれの除去

「できるだけ楽をして、これからも人生を全力で楽しみたい」という本音に寄り添った治療をご提案しています。

当院の治療法

まとめ

自分が「腰痛家系の遺伝がある」と知っておくことはとても大切です。知っているからこそ、先回りして対策が打てるのです。

  • ①体を作ってからスポーツを楽しむ
  • ②子どもにも腰の大切さを教える
  • ③痛くなったら悪化する前に治療する

この3つを意識して、遺伝に負けない健康な腰を維持していきましょう。「最近腰が怪しいな…」と思ったら、早めにご相談ください。

腰痛の注意点

切らずに治す治療のご相談はこちら

ご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。MRI画像からあなたの症状に合わせた治療を提案いたします。

今回ご紹介した当院の治療法

ディスクシール治療


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任、2025年:研修を経て10月に頚椎ディスクシール治療ライセンスを獲得


閉じる