治療症例 / 院長ブログ

外科手術後、3年後に再発した痛み

患者様の情報

50代 男性

疾患・症状

状態

3年前に外科的手術を受けられています。手術後は快調でありましたが、今年になって坐骨神経痛としびれが再発する状態になりました。手術を受けられた病院を受診されたところ再手術を提案されましたが、拒否され当院を受診されています。


検査

レントゲン検査

レントゲン検査

腰のレントゲン検査です。3個所の腰椎がボルトで固定されています。ボルトが入っていないL1/2 、L2/3、L3/4の椎間板が薄くなっています。

MRI検査

MRI検査

MRI検査ですがL2/3、L3/4で脊柱管狭窄症が確認されます。


治療

ディスクシール治療

手術後の再発パターンで最も多い隣接椎間障害と呼ばれる状態であり、ディスクシール治療の適応があると判断しました。

L1/2の椎間板損傷に対してディスクシール治療を行っています。椎間板容量の増加が確認できます。

L2/3も同様です。

L3/4に対しても治療を行いました。

治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療直後になります。お仕事に関しては、明日から復帰できるとご説明させて頂きました。


院長の一言

クリスマスやけど

子供たち2人が中学生になったんですけど、皆様クリスマスプレゼントはどないされてます? 個人的には買うてあげたいんですけど、まわりの友人に聞くと「もうええんちゃうの」と言われてます。参考書が欲しいなんて言うてくれたら「はい!喜んで!!」って感じなんですけど、ろくでもない商品で可能性が極めて高いんですよね。遺伝子を通じてヒシヒシと感じます。聞いたら買うてやらなあかんし。ピシッと「今年はサンタはこーへんで」と言うべきか悩んでます。


今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


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この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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