患者様の情報

60代 男性

疾患・症状

患者様の状態

テニスとマラソンがご趣味であられ、毎年関東地方のマラソン大会に参加されていたそうです。しかし、今年の7月ごろから坐骨神経痛が出現するようになり、日課であるジョギングも出来なくなってしまわれました。ご友人に相談したところ当院を紹介され、受診されています。


検査

MRI

腰のMRI検査ですが、第4腰椎から第1仙骨まで椎間板が変形しており、脊柱管狭窄症の合併を認めます。


施術内容

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

ディスクシール治療によりジョギングは出来るようになるとは思われますが、体力的にフルマラソンをこなされるには数ヵ月のトレーニングが必要になるとご説明しました。

治療前後のMRI

鎮静剤を投与後、30秒ほどで寝られましたので、すばやく治療用の管を椎間板まで挿入しております。

椎間板に対してAnnulogram検査を行っているところです。椎間板の損傷部分が確認されたので、ディスクシール治療を行いました。

治療前後のMRI

治療前後のレントゲン写真です。左側の写真が治療真、右側が治療後になります。しっかりと損傷部分を修復できている事が確認されています。治療終了後は3分程経過して、お目覚めになられています。


院長の一言

昨日は、天気も良かったことから庭の手入れをしておりました。中腰での作業を2時間ほど行ったのですが、少し鈍痛が出現する程度で済んでおります。治療後6ヵ月経過した段階では順調といえます。今シーズンのスキーを楽しみにしております。本日は、朝から治療が立て込んでおり忙しく、昼休憩も取れない程でしたが、明日はさらに忙しくなる見込みです。

ヘルメット子ちゃん

治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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