患者様の情報

20代 男性

疾患・症状

状態

幼少期からゴルフをされており、大会などでも活躍されていたそうです。15歳で椎間板ヘルニアを発症し、腰痛が出現するようになられました。徐々に症状は悪化し、ゴルフができない状態になったため、2018年9月に当院でPLDD(椎間板レーザー減圧術)を行っています。治療後は腰痛が改善し、大会などにも参加できていましたが、2024年9月頃から腰痛が再発するようになり、本日受診されています。


治療

2018年9月の治療の様子です。


治療後の状態

疼痛スケール

2018年9月2024年10月
腰の痛み7点8点
下肢の痛み0点0点
しびれ0点0点
臀部の痛み0点2点

(患者様に痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)


検査

治療前後のMRI写真

治療前(2018年9月)と本日のMRI写真です。6年前より椎間板L5/Sのヘルニアが悪化していると思われます。


診察結果

椎間板ヘルニアの再発と診断します。PLDDを施行後に症状が改善し、ゴルフを再開されていますが、練習で1日1,000を超えるほど打っていたことが原因と判断しました。今後は練習を控えて、腰の負担を軽減すればヘルニアは改善するはずですが、改善が乏しい場合には追加でPLDDをすることも可能であると説明しております。


院長の一言

治療後に腰痛が改善しても無理を重ねれば再発してしまいますので、メンテナンスが必要です。

最近メガネの度が合わなくなってきました。私には眼科でのメンテナンスが必要かもしれません。笑

ヘルメット娘ちゃん

ジャカルタ研修の思い出

ジャカルタで歩道を歩いているとき、チャンピオン止めをしている車を見つけたのですが、びっくりしました。王族でしょうか…。


治療法

PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)

治療期間

日帰り

治療費用

308,000円~473,000円(税込)

リスク・副作用

治療を受けた後に今までになかった腰痛や痺れ、太ももに筋肉の張りを感じる場合があります。症状や状態により個人差がありますが、手術後1週間~1ヵ月程これまでになかった症状が一時的に続くこともあります。また外科的手術と比べると確率は非常に低くなりますが、治療箇所からの感染症や、合併症などのリスクがあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。