患者様の情報

50代 女性

疾患・症状


患者様情報

30歳前後より腰痛を自覚されていました。40歳頃より右足にしびれが出現するようになり、最近では100mほど歩かれると坐骨神経痛が出現し、腰かけないと歩けない状態が続いておられました。近くの整形外科では、腰椎すべり症と診断されており、外科的手術も提案されておられましたが、本日、ご友人のご紹介で当院を受診されています。


画像検査

MR室

20分程、MR室で腰の状態を検査させて頂きました。


診察

MRI

腰のMRI検査結果では、第4腰椎が前方にずれており、腰椎すべり症と診断されます。足の神経も圧迫されており、脊柱管狭窄症の合併も認めます。


治療

DRT法(椎間板再生治療)

椎間板機能と神経周囲の炎症を改善させる目的で、DRTを行いました。

治療の様子①

本日は看護師1名がお休みでしたので、看護師3名と共に治療を行っております。ちょうど6年前の開院時には、看護師が1名しかいませんでしたので、当時はよく頑張っていたと思います。汗

治療の様子②

直径0.8mmの治療用の管を椎間板まで挿入しております。治療用の管はやわらかく、少し力を加えると形状を変化させることが可能です。神経を損傷させることも無く、椎間板治療に特化した管です。治療時間は23分でした。


院長の一言

先週末は東京院に出張に行っておりましたが、東京都では都知事選挙で盛り上がっていました。立候補者も50名以上おられ、主義主張にも特徴がありましたが、なんだかお祭りみたいな感じを受けてしまいました。私は奈良県に住んでいるのですが、これほど多種多様な立候補者は見たことがなく、びっくりしました。

さて、昨日の阪神タイガースは、ヤクルトに4点差をひっくり返されての逆転負けを喫してしまいました。しかも、8回裏の逆転劇でしたので、膝から力が抜ける程の精神的ダメージを受けてしまい、21時頃にふて寝しております。おかげで今日は元気ですが、気持ち的にはすっきりしない1日です。


治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰部脊柱管狭窄症

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腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


腰椎すべり症

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腰椎すべり症とは背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛・足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。


椎間板変性症

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椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。


坐骨神経痛

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坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。