患者様の情報
50代 男性
疾患・症状
状態
10年以上腰痛に悩まれており、タクシードライバーであることから、運転中の腰痛が酷くて我慢できない状態で当院を受診されています。特に前かがみの姿勢が辛く悩まれています。
検査
MRI検査

腰のMRI検査です。L5/Sの椎間板が潰れている事が確認でき、椎間板変性症と診断致します。特徴として、L5/Sの椎間板以外の椎間板は正常であり、この様に1箇所のみの椎間板変性だけが進行しているのは、姿勢や遺伝的な要因が原因であろうと推測されます。
治療
椎間板に対して造影検査を行ったところ、損傷が判明したためディスクシール治療を行いました。
Annulargram検査
造影検査の様子です。この様に治療前には必ず検査によって損傷個所を特定する必要があります。
ディスクシール治療
ディスクシール治療を行っているところです。損傷部分に対してピンポイントで治療を行っていきます。もし損傷がなく、椎間板内圧が高い状態であれば、治療用の針を椎間板中央部まで移動させて減圧治療(PLDDなど)を行う事になります。
治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真になります、左側が治療前で右側が治療後になります。治療時間は12分でした。仕事の復帰は明日から可能であるとお伝えしています。
院長の一言
香港映画
昨夜は「イップマン」という映画を見たんですけど、主演のドニー・イェンがほんまにカッコよかったですわ。立ち振る舞いから、アクションまで全部最高でした。高校時代にみたジャッキー・チェンの「酔拳2」を思い出しました。たまには映画もええもんですわ。その影響か、今日はいつも以上にキレがある治療が出来たような気がしました。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
椎間板変性症
椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任、2025年:研修を経て10月に頚椎ディスクシール治療ライセンスを獲得