治療症例 / 院長ブログ

首から上肢にかけての鈍痛でゴルフが楽しめないの70代男性

患者様の情報

70代 男性

疾患・症状

状態

頚部から肩に張った感じは自覚されていましたが、半年ほど前より首から肩および左上肢にかけての鈍痛が出現されています。整形外科では頚椎症と診断され、内服とリハビリが開始されるも、趣味のゴルフが楽しめない状態が続くために当院を受診されています。お仕事はデスクワーク中心であられたそうです。


検査

MRI検査

MRI検査

頚椎のMRI検査になります。指で示した部分の椎間板(C5/6・C6/7)では、上下の椎間板と比較して明らかに容量が減少し変形しています。この様な状態を頚椎症および椎間板ヘルニアと言います。


治療

週に1度くらいはゴルフができる程度の改善を希望されていましたので、頚椎ディスクシール治療を行いました。

Annulargram検査

目標とする椎間板に柔らかく非常に細い針を留置していきます。3分程の時間がかかりました。この動画は椎間板内にAnnulargram検査を行っているところです。この検査により椎間板損傷の箇所を特定してきます。

頚椎ディスクシール治療

損傷部分に対してディスクシール治療を行っているところです。

治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真になります。左側が治療前で右側が治療直後になります。ゴルフは1ヵ月後から開始していただくようにお願いしました。首から肩および上肢の痛みは3ヵ月ほどで改善が見込まれます。


院長の一言

暇があらへん

先週の土曜日から今日までブログを書いてる暇がありまへんでした。というのも、あるクリニックで椎間板治療(自費)を受けはった患者さんが、治療後から麻痺症状が出現してもうて、クリニックを相手取って損害賠償訴訟をすることになったらしいんですけど、患者さん側の弁護士さんから不適切治療が行われたことに関する意見書を書いてくれと頼まれてるんですわ……。

画像見たら明らかに禁忌でっしゃろという所に治療を行ってるんですけど、禁忌の理由を裁判官などに証拠を示しながらわかりやすく説明せなあかんのですわ。医者同士やったら3分で終る話を裁判用に文書にしよ思うたら、週末から昨日まで論文やらなんやら取り寄せて意見書を作成しなあきまへんねん……。

裁判の経過を見て思たんですけど、確かに患者を騙すクリニックは最悪ですけど、言うてコロッと騙されてもうた患者さんにも非がある思います。自費診療の場合は、しっかりと治療前に情報集めをしとかなあきまへんて……。自分の病名が実は禁忌になってないとか、確認しとかなあきまへん。私もその辺の説明動画を作ったりしてるんで、見てもろたらと思てます。

なんにせよ、裁判の手伝いして思うのが今の時代、特に自費診療では医者でも信用したらあかんちゅうことですわ。医は仁術やのうて算術になってるんちゃうかな。

さて、我等の阪神タイガースは、ジャイアンツさんが凹んでるうちに勝ち越しまして、首位キープ中ですわ。野球は算術、よろしい事です。ほな、また明日!

甲子園1
甲子園2
甲子園2

今回の治療法

頚椎ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,430,000円~1,870,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や違和感が出現することもあります。


関連するの疾患と症状

頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニア

首の骨(頚椎)の間にある椎間板の内圧が上昇して飛び出すことで神経を圧迫し、首や肩、腕・手に痛みやしびれが現れる疾患です。

頚椎症

頚椎症

頚椎症

加齢などにより首の骨(頚椎)や椎間板、靭帯が変形(変性)し、神経根や脊髄を圧迫して首・肩・腕に痛みやしびれを生じる疾患の総称です。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任、2025年:研修を経て10月に頚椎ディスクシール治療ライセンスを獲得


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