患者様の情報
50代 女性
疾患・症状
状態
数年前より歩行時に神経痛が出現するようになり、前かがみでしか歩けなくなっておられましたが、今年になって症状が悪化し杖なしでは生活が困難となられました。ご近所の方にも心配されるようになり、出歩く事が苦痛になり、当院を受診されています。
検査

腰のMRI検査です。L4/5の椎間板が潰れており、腰椎すべり症と脊柱管狭窄症を合併しております。中年以降の女性では腰椎すべり症の合併が多く、神経痛の主因と判断されます。
治療
椎間板治療として椎間板容量が低下している状況ですので、ディスクシール治療を選択致しました。
Annulargram検査
Annulargram検査を行っているところです。造影剤が黒く映っており、繊維輪損傷部が確認できます。
ディスクシール治療
ディスクシール治療の様子です。
治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前で右側が治療後になります。神経症状が改善するには数ヵ月以上必要であるとご説明させて頂きました。
院長の一言
物価が上がってきたがな
医療材料の値段が上がってきました。商品全体が品薄になる中で値上げの通達が来とります。一時的な値上げで済むなんてことはありまへんから、ずーと高いまんまやと考えなあきまへん。産油関連の会社はウハウハらしいですけど、消費者がペコペコになってるだけですがな……。シーソーゲームやったら逆転する事もあるんですけど、一方通行だけに面白みものうて笑えまへん。だれか日本に石油満載のタンカー送ってくれへんかな?

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。
腰椎すべり症
腰椎すべり症とは、背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛や足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任、2025年:研修を経て10月に頚椎ディスクシール治療ライセンスを獲得