患者様の情報

40代 男性

疾患・症状


患者様情報

治療当時は40代(現50代)の男性です。2019年8月に素潜り漁をされている際に、船上で転倒し腰痛と左足の坐骨神経痛が出現されました。同年12月に椎間板ヘルニアに対して当院でDST(ディスクシール治療)を行っています。


当時の治療動画

第4腰椎と第5腰椎および第1仙骨の間にある椎間板に対して治療を行っています。


治療後の経過

治療翌日の確認連絡時には坐骨神経痛は半減していました。翌年1月頃には、仕事(刺し網漁)に復帰されていたそうです。しかし、2024年3月に交通事故(追突)により腰痛が再発したため当院を受診されました。

VAS score治療当日現在
腰の痛み65~8
(動作で変動)
下肢の痛み70
しびれ40
臀部の痛み71

検査

治療前のMRI

治療前MRI

第4腰椎と第5腰椎の椎間板で変形を認めており、椎間板ヘルニアと診断致します。

治療後のMRI

治療後MRI

第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板は形状が正常化しており、椎間板ヘルニアは消失しています。


診察

足には神経症状が出現しておらず、画像検査でも椎間板ヘルニアは改善を示している事から、腰痛の原因は打撲による筋挫傷であると診断しました。また市販の痛み止めや湿布薬で腰痛が改善している事からも、1ヵ月ほどで腰痛は自然に改善する見込みであるともご説明させて頂きました。ご本人は再治療も覚悟されていた為に安心されていました。


院長の一言

本日はプロ野球の開幕日です。阪神タイガース 対 読売ジャイアンツが東京ドームで開催されます。朝から家族全員がソワソワと落ち着きをなくしております。試合開始まであと1時間しかありません。帰宅します。さらば。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

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