患者様の情報

40代 男性

疾患・症状


患者様の状態

5年以上前から左足の神経痛に悩まれており、特に電車などで長時間同じ姿勢で立っている時に神経痛が悪化する状態が続いておられました。近くの整形外科でMRI検査をするも原因不明であり、整体院や鍼灸院に通われるも改善が無く、当院を受診されています。


検査

MRI

腰のMRI検査ですが、明らかな異常は見当たりません。


対策

腰骨の関節障害である椎間関節障害や骨盤の病気である仙腸関節障害、梨状筋症候群などを示唆する所見はありませんでした。通常日本では、ここで検査が終了し、内服薬やリハビリで観察となるのですが、北米では椎間板の精密検査としてAnnulargram検査が行われています。


Annulargram検査と治療

Annulargram検査を行ったところ、複数の椎間板に損傷が確認されました。MRI検査では見つからない損傷です。患者様に坐骨神経痛の原因となる損傷であることを説明し、DST(ディスクシール治療)を行いました。

現在国内でAnnulargram検査とDST(ディスクシール治療)が行う事が出来るのは当院のみです。


まとめ

当院では通常の検査や診察では原因不明とされるような、腰痛や坐骨神経痛に対しても精密検査と治療をすることが可能です。症例件数も5,500件以上あり実績も積んでおりますので、原因不明の腰痛や坐骨神経痛でお悩みの患者様がおられましたらご相談いただければと思います。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。