患者様の情報

70代 男性

疾患・症状


患者様の状態

数十年前より腰痛を自覚されておられましたが最近になり腰痛が悪化し日常生活でも痛みが出現する様になられ当クリニックを受診されております。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが3か所の椎間板が明らかに潰れている状態で椎間板ヘルニアと呼ばれる変形も認めます。また足の神経も圧迫を受けており脊柱管狭窄症と呼ばれる状態になっています。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

潰れた椎間板3箇所(L3/4、L4/L5、L5/S1)に対して検査と治療を行いました。

治療風景①

患者様自身でも椎間板の状態を確認したいとのことから鎮静剤は使用せずに局所麻酔のみで治療を開始しております。この写真では部分麻酔を行っているところです。

治療風景②

治療用の管を椎間板まで挿入しているところです。3か所で5分程度でした。

治療風景③

椎間板を検査しているところです。検査結果をご説明した後に椎間板治療を行いました。

椎間板検査の様子です。治療時間は16分でした。局所麻酔が良く効いておりましたが、治療中わずかに神経痛が出現しました。


院長より一言

本日も治療予定枠が埋まっており大変忙しい一日でした。治療担当医師の拡充に努めておりますが診察予約すらなかなか取れない状況であります。患者様にもご迷惑をおかけしており大変申し訳なく思っております。1月に入りインフルエンザとコロナ感染症が増加しております、私も診療に穴が開かぬようにインフルエンザやコロナ感染の予防に留意して過ごしております。来年こそは新年会が開けるようになると期待しつつ日々診療にあたっております。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

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