患者様の情報

40代 女性

疾患・症状


患者様の状態

高校時代より急性腰痛症(ぎっくり腰)を繰り返されており、椎間板ヘルニアを疑われておられました。20代頃に腰痛発作は落ち着いておられましたが最近になりゴルフなどの運動をなされると腰痛発作が再燃する状態となり当クリニックを受診されておられます。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが第4腰椎と第5腰椎また第1仙骨の間にある椎間板が潰れている状態でわずかに変形があり椎間板ヘルニアも伴っております。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

潰れた椎間板2箇所(L4/L5、L5/S1)に対して検査と治療を行いました。

治療風景①

局所麻酔で痛みを取り除きながら椎間板まで治療用の管を挿入しております。

治療風景②

治療用の管を用いて椎間板の検査をしているところです。この写真では患者様にも見えるように患者様の目の前までモニター画面を移動させています。

椎間板を検査している動画です。検査終了後に椎間板治療を行っております。治療時間は16分でした。2時間後には歩いて帰宅していただいております。


院長より一言

本日は仕事始めでした。コロナ感染が広がっていることから年末から年始にかけて自宅で過ごしており仕事がしたくてうずうずしておりましたので、本日は朝4時半に起床し準備しておりました。すでに診察と治療予約が2月末ごろまで埋まっておりますので体調管理に気を付けながらコロナにならないよう気を付けてまいります。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。