患者様の情報

60代 女性

疾患・症状


患者様の状態

1年ほど前より、5分ほど歩かれると右足にしびれが出現するために、休み休み歩いておられる状態(間欠性跛行)でした。夜間にも右足に痙攣が出現し、熟睡が出来ないとの訴えもあられました。当院にはご友人からのご紹介で受診されています。


診察と検査結果

治療風景①

MRI検査では複数の椎間板が変形しており、足の神経の通り道である脊柱管が狭くなっている状態で、脊柱管狭窄症と診断します。


施術内容

DST(ディスクシール治療)

腰のクッションである椎間板に対して、ディスクシール治療を行いました。

背中に数ミリの針で局所麻酔を行っています。皮膚は弾力がある為に傷跡にはなりませんし、治療箇所が4箇所であれば4箇所に局所麻酔を行います。

治療用の管は直径0.8mmです。これも皮膚の弾力によって穴としては残りません。一般的に採血検査の跡と同じレベルです。この0.8mmの管だけでレーザー治療、オゾン治療、ディスコゲル、ディスクシールやDRTなどの様々な椎間板治療を行っています。

治療風景②

左側が治療直前のレントゲン写真、右側が治療直後のレントゲン写真となります。今回はディスクシール治療を行いましたので、椎間板容量の一時的増加が確認されます。


まとめ

直径0.8mmの管のみで様々な治療法が開発されており、傷跡も残らず、絆創膏のみで処置が可能である事から、日帰り治療が可能となっています。本日の患者様は伊丹空港から飛行機で帰宅されています。


院長の一言

本日は石田副院長が診察の為に東京院に出張しております。よって……ものすごく忙しい一日となりました。最近外来では、治療後3年から5年経過した患者様がチラホラ受診されるようになりました。概ね順調なのですが、コロナ禍による運動不足から肥満気味になられ、コロナ終息と共に運動を再開された際に腰に違和感を感じる事が多いようです。リハビリと減量で改善する事がほとんどですが、コロナ感染と腰痛が関係しているのかもしれません。

話は変わりますが、3月21日から23日まで、新潟県で日本再生治療学会(総会)が開催されるのですが、阪神タイガースのオープン戦と同じくらい楽しみにしております。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。