患者様情報

54歳(治療当時49歳)・男性

病名

症状

腰痛と右臀部の坐骨神経痛

問題点

朝に症状が強く、夕方ごろには症状が半減する状態。しかし早朝に自宅近くの海でサーフィンが出来ないことがストレス。1時間以上同じ姿勢でいられない状態。


治療当時の状況

2018年8月25日にDST(ディスクシール治療)を施行。
MRI検査で第2腰椎と第3腰椎および第4腰椎の椎間板が黒く変性し、変形も伴っている状態で椎間板ヘルニアと診断し、大阪院でDST(ディスクシール治療)を2箇所に行いました。


経過診察

2024年1月20日に患者様は神奈川県にお住まいですので、5年4ヵ月ぶりに東京院で診察をさせていただきました。冬でも近くの海岸でサーフィンを楽しまれているようで、腰痛と坐骨神経痛は完全に消失していました。(サーフィンが冬でもすることができるスポーツだと知ってびっくりしました)


治療箇所のMRI比較

治療前

治療前MRI

2018年8月のMRI画像です。L2/3 L3/4の椎間板が黒く変性し、ヘルニアも見られます。

治療後

治療後MRI

2024年1月のMRI画像です。L2/3とL3/4の椎間板内が白くなっており、変性とヘルニアが改善しており、再生が行われていると判断されます。患者様に画像を比較してご説明したところ、大変満足され追加での治療を希望されましたが、症状が無いので必要がない事をご説明させて頂いております。

最近の論文では、治療後も長期間にわたって改善し続けることが報告されています。また年齢は治療成績に関与しないとも報告されています。


院長の一言

我々のクリニックでは多数の患者様に日帰り治療を行っておりますが、全て治療時間は30分以内で終了し、術後1時間ほどで帰宅して頂いております。1度の治療で完結し傷跡も残らず、治療終了した直後から家事や仕事にも復帰できます。野中腰痛クリニック大阪院は新大阪駅から徒歩数分でほぼ直結していますし、東京院は東京駅から歩いて5分以内です。腰痛坐骨神経痛にお悩みの患者様はお気軽にご連絡いただければと思います。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。