患者様の情報

70代 女性

疾患・症状


患者様の状態

10年以上前から腰痛と両足の神経痛を自覚されていました。地元の病院では改善方法が明示されず、我慢しておられました。最近お孫さんが誕生されたので、お孫様のお世話したり、一緒に遊ぶために当院を受診されています。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが、第2腰椎から第5腰椎までの椎間板が変形しております。同時に神経の通り道である脊柱管も狭くなっており、脊柱管狭窄症と診断しました。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

損傷した椎間板4箇所(L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S1)の機能を改善させるためにDST(ディスクシール治療)を行いました。

治療風景①

ご家族が別室からご覧になられている中で治療を開始しております。ご本人は鎮静剤で眠っておられます。

治療風景②

治療用の管は問題なく椎間板まで到達致しました。骨の変形が少なかったので、穿刺用の管も通常タイプのもので事足りました。

椎間板を検査しているところです。ご家族は隣の部屋からガラス越しにご覧になられていますので、マイクを用いてご家族にご説明しながら治療を行いました。治療時間は17分でした。


院長の一言

先日、皆様もご存知の方と腰痛についての対談させていただきました。すごく男前で、腰回りの筋肉量も凄くてびっくり致しました。こちらの対談については動画配信を予定しておりますので、公開された際は改めてホームページでお知らせ致します。濃い内容で大変興味深いお話をさせていただいておりますので、是非ご期待ください。

インタビュー

治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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