患者様の情報
70代 男性
疾患・症状
患者様の状態
3年前に脊柱管狭窄症と診断をされ、外科的手術を行われた患者様です。手術後も腰痛と右足の坐骨神経痛が残り日常生活にも不便が生じておられ、今回当院の日帰り治療を希望され受診されています。
診察と検査結果
腰のMRI検査ですが、第3腰椎から第1仙骨までの椎間板が潰れており、椎間板変性症と椎間板ヘルニアと診断されます。また神経も圧迫を受けており脊柱管狭窄症と診断されます。
施術内容
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
損傷した椎間板周囲の炎症が神経障害を引き起こしていると判断し、椎間板4箇所(L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S1)に対してディスクシール治療(Discseel® Procedure)を行いました。
見学室から見た治療室です。ガラス越しに治療中の様子を見ることができ、患者様のご家族が見学に来られます。
※治療の様子は原則撮影不可です。ご了承ください。
ご本人様より検査や治療方法をご覧になりたいとの希望から、今回は鎮静剤を使用せず局所麻酔のみで行っています。
レントゲン器材が患者様の腰の周りをグルグル回っています。立体的に腰の状態を確認する為です。
検査の準備が整いましたので、患者様の前にモニター画面を用意いたしました。
患者様にご説明しながら腰の検査を行っています。損傷部分が黒く映し出されています。この後ディスクシール治療(Discseel® Procedure)を行いました。治療担当は石田貴樹副院長でした。
院長の一言
昨日(日曜日)は半日かけて自宅の庭掃除に明け暮れました。ペンペン草から排水溝のボウフラ駆除まで中腰でがんばりました(笑)
14:00からはお楽しみの阪神対巨人をテレビ観戦しタイガースの8連勝をリアルタイムで見る事ができ大変満足な1日でした。
治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
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