アメリカでの椎間板の修復・再生治療「DST法(ディスクシール治療)」の研修

今回の研修では副院長の石田医師が2023年4月にアメリカ・フロリダ州ネイプルスにてDST法の見学訪問をしました。長らくコロナ禍であったため渡米できずにおりましたが、念願の訪問となりました。

石田先生アメリカ研修風景①

パウザDr.よりCerfiticate(証明書)を授与されました

石田先生アメリカ研修風景②
石田先生アメリカ研修風景③

DST法(ディスクシール治療)は約10年以上前からアメリカで承認されている治療法ですが、この度アメリカ合衆国退役軍人省に登録される退役軍人への治療が積極的に行われることが決定しております。退役軍人において腰痛によって引き起こされる慢性疼痛が原因で自殺される方が多いことが社会問題となっておりますが、退役軍人がDST法を受けて腰痛が緩和したことにより自殺率の低下に繋がっているという結果が得られたことで再生治療としての有効性が国に認められました。


今回もMDケビン・パウザ医師の指導の基、米国での検査・診察~治療までの流れを見学しました。2018年に初めて野中院長が訪れて以来、米国での治療件数はもとより治療可能な施設も増えており充実した医療体制の下、治療が行われていました。また、診察にお越しになられる患者様への説明や、治療後の患者様へのフォローアップに関しては学ぶべき部分が多く、当院でもできる限り取り入れたいと思っています。

アメリカ研修風景④
アメリカ研修風景⑤
アメリカ研修風景⑥
アメリカ研修風景⑦

アメリカでの再生治療「PRP療法」の見学

また、アメリカ・フロリダ州フォートマイヤーズにて再生治療(PRP)の施設を訪問し、腰部に対して再生治療を行っている治療施設も見学しました。国内外問わずPRPによる治療を行っている施設は増えておりますが、幹細胞等を含めて複合的に治療している実態も学べました。国内では主に膝に対してのPRPが一般的でしょうか。当院では腰に対して治療を行っていこうと考えており、海外での治験・患者管理において見学しました。

アメリカ研修風景⑧
アメリカ研修風景⑨
アメリカ研修風景➉

今後も海外での研修については積極的に推進していこうと思っています。最新の情報を取り入れることでより良い医療を皆様にお届けすることを目指していきたいと思います。


NLC野中腰痛クリニックによる腰部脊柱管狭窄症の治療実績

腰部脊柱管狭窄症の治療実績をご紹介します。中高年以上の患者さまが多く、治療中のご様子までご覧いただけます。当院の腰部脊柱管狭窄症の治療実績はこちらをご覧ください。
NLC野中腰痛クリニックの日帰り腰痛治療の実績は、5,638件(集計期間:2018年6月~2024年3月)

この記事の著者

医療法人蒼優会理事・NLC野中腰痛クリニック副院長:石田貴樹

医療法人蒼優会 理事
NLC野中腰痛クリニック 副医院長石田 貴樹

2009年:高知大学卒業・医師免許取得、2012年:神戸市立医療センター西市民病院勤務、2013年:兵庫県立尼崎病院勤務、2014年:関西労災病院勤務、2019年:ILC国際腰痛クリニック勤務、2021年:NLC野中腰痛クリニック勤務、2022年:2年間の研修を経て10月にライセンスを獲得、2023年:医療法人蒼優会理事就任・NLC野中腰痛クリニック副院長就任