患者様の情報

70代 女性

疾患・症状


患者様の状態

当院が開設された2019年6月にDST治療を受けられた患者様です。当時は両足の坐骨神経痛が続いており、歩くと神経痛が悪化するため休みながらでしか歩けない状態で、腰椎すべり症と脊柱管狭窄症と診断致しDST治療を行っております。治療後は坐骨神経痛も消失し、生活にも支障はなかったようですが、当時から右足先を中心に持続的なシビレが残っており、気になる為に当院を再度受診されました。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査です。第2腰椎と第3腰椎の間にある椎間板が変形しています。骨のズレも残っており、腰椎すべり症と診断致します。また神経も一部圧迫を受けている部分が残っており脊柱管狭窄症と診断致しました。


施術内容

DRT(椎間板再生治療)

神経障害としてシビレが残っている状態であり、DRT(椎間板再生治療)を行いました。

治療風景①

患者様にとって約6年ぶりの治療となりましたが、当時の記憶もあられ緊張されることも無く、当時のお話をしながら治療を開始いたしました。

治療風景②

2度目の治療でしたので、当時の手術記録を参照しながら治療用の管を挿入しております。DST治療とは治療用の管の種類は異なりますが問題はありませんでした。

治療風景③

患者様より治療は完全にお任せいただいたので、治療中の画像説明は行わずにDRT(椎間板再生治療)を行いました。治療時間は27分でした。


院長の一言

DRT(椎間板再生治療)によるしびれの改善確率は73%となっております。本日は足のしびれを主訴とされる別の患者様にDRT(椎間板再生治療)を行っております。しびれは精神的な苦痛を引き起こしますので、早期治療をされる事をお勧めしております。

さて、いよいよクリスマスですが、実は小学5年生の長女から頼まれているプレゼントをまだ買えていません。(汗)帰りに自宅近くにあるジョーシンのおもちゃ売り場に急行するつもりです。


治療法

DRT法(椎間板再生治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,210,000円~1,540,000円(税込)

リスク・副作用

治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。

禁忌事項

血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


腰椎すべり症

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腰椎すべり症とは背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛・足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。