患者様の情報

80代 男性

疾患・症状


患者様の状態

令和3年5月に脊柱管狭窄症に対して外科的手術を行われましたが、坐骨神経痛の改善が無く、趣味である卓球もできない状態が続いている事から当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが、複数の椎間板が潰れている状態で飛び出した様な変形も伴っています(椎間板変性症椎間板ヘルニアと言います)。また足の神経も圧迫を受けており脊柱管狭窄症と呼ばれる状態です。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

損傷している椎間板4箇所(L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S)の状態を検査し、治療をおこないました。

治療風景①

背中に局所麻酔を行っているところです。今回は治療中の様子をご説明する為に鎮静剤は使用しておりません。

治療風景②

治療用の管を挿入したところで患者様の目の前にモニター画面を移動します。

治療風景③

椎間板検査の結果と治療方法を説明しているところです。

椎間板検査の動画です。この後椎間板治療を行っております。治療時間は18分でした。


院長より一言

本日は7件の治療があり、昼食もとれず診療にあたっておりました。また笹山医師も石田医師も外来診察が忙しく、両名とも昼食の時間がありませんでした。強制減量的な金曜日となりました。
話は変わりますが、小学6年生の息子がクリスマスにノートパソコンを希望しております。本人は勉強に必要と言っておりますが、間違いなく遊びの為だと思われます。インターネットにつながなければ良いのですが……注意していても容易にセキュリティを突破しくると思われます。どうすべきか悩んでおります。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。


坐骨神経痛

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坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。