患者様の情報

70代 女性

疾患・症状


患者様の状態

10年以上前より脊柱管狭窄症による足の神経痛は自覚されておられましたが、最近は常に激しい神経痛が出現するようなられました。内服薬での治療を受けられるも改善がなく、今回ご友人から当院を紹介されて受診されておられます。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが、3箇所の椎間板がつぶれ足の神経も強く圧迫を受けている状態で、脊柱管狭窄症と呼ばれます。


施術内容

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

椎間板に対して検査を行い、腰部椎間板L2/L3、L3/L4、L4/L5の3箇所に対してディスクシール治療(Discseel® Procedure)を施行しました。

治療風景①

治療の様子を見てみたいとのご希望から局所麻酔のみで治療を開始しております。

治療風景②

椎間板が潰れている為、治療用の管を挿入する際に大きく変形させております。ディスクシール治療(Discseel® Procedure)の場合は管の形状を工夫する必要があります。

治療風景③

患者様にも分かりやすく検査の様子をご説明しているところです。

検査の様子です。この後ディスクシール治療(Discseel® Procedure)を行っております。治療時間は18分。痛みも無く治療終了しております。


院長より一言

当院での治療総数はまもなく4,000件に到達致します。改善した患者様より、新たな患者様をご紹介頂くことで、コロナ禍の厳しい状態でも患者様が途絶えること無く活気に満ちた診療をすることが出来ました。今一度、ご紹介をして頂いた患者様に感謝を申し上げます。またコロナ感染が落ち着いてまいりますと、外来患者様の急増が予測されます。当院としては診療担当医の拡充を図り、患者様にご迷惑をおかけしない様に配慮を尽くしておりますが、診察予約の日程に制限が生じる場合(予約がなかなか取れない場合)もあります。私も1.5倍速で診療を頑張っておりますので、ご理解を頂きたく存じます。


治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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