患者様の情報

40代 男性

疾患・症状


患者様の状態

シンガポール在住のインド国籍の方で、5年前よりテニスなどのスポーツをされると腰痛発作を繰り返されておりましたが、日常生活は可能ですが、昨年からは運動が全く出来ない状態となられました。数年前にビジネスパートナーがアメリカでディスクシール治療(Discseel® Procedure)を受け改善したとの事から当院を受診されています。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI写真です。腰のクッションである椎間板が2箇所で潰れかけています。クッション機能の低下は腰痛の原因となり椎間板変性症と言われます。また椎間板は変形も伴っており、椎間板ヘルニアと診断します。


施術内容

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

クッションである椎間板の損傷部分をAnnulargram検査により特定し、ディスクシール治療(Discseel® Procedure)を行っています。

治療風景①

英語でのやり取りになりますが、通訳を入れて治療を開始いたしました。

治療風景②

局所麻酔を多めに使用し、可能な限り痛みを軽減して治療を行っています。

Annulargram検査の様子です。損傷部分が黒く見えています。

治療時間は17分でした。1ヵ月後にはテニスが可能とご説明しております。


副院長の一言

本日は大変忙しく、石田副院長と手分けして治療を行いました。3月11日(月曜日)から石田副院長と私は北海道でバックカントリスキーをしておりましたので、2人とも下半身に筋肉痛が残る中での診療となりました。昨日の夜に帰阪しております。

バックカントリースキー①

石田副院長です。

バックカントリースキー②

私です。

カニ

北海道日高産の訳ありズワイガニが3杯1,200円で売られていて、びっくりしました。


治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

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腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

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椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。