患者様の情報

60代 男性

疾患・症状

患者様の状態

数年前より坐骨神経痛が出現するようになり、最近ではゴルフも満足に出来なくなってこられました。ご友人が当院で治療を受けられており、ゴルフの調子も良い事から当院を紹介され受診されています。


検査

MRI

腰のMRI検査では複数の椎間板が潰れており、足の神経の通り道が狭くなる脊柱管狭窄症と診断致します。坐骨神経痛の原因と言えます。


施術内容

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

ご友人が受けられたディスクシール治療が適応になりますので、ご説明したところ治療を希望されました。治療担当は、石田副院長になります。

患者様の背中から椎間板に対して治療用の管を挿入しているところです。1本挿入するのに約1分くらいです。

Annulogram検査からディスクシール治療を行っているところです。椎間板の容量がわずかに増えていることが確認できます。治療時間は17分でした。ゴルフの再開には1か月ほど必要となります。


院長の一言

本日よりインドネシアに出張してまいります。ジャカルタの医療展覧会参加、医療機関(病院)との提携会議、治療後患者様との面談などを予定しております。北米で治療するよりも日本で治療を受けられた方が近いことから、来日されるインドネシアの患者様が増えており、医療機関から招待されたこともあり現地視察させていただく事になりました。よって、今週はブログの更新ができませんが、インドネシア出張に関して改めてご報告させて頂く予定です。


治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


坐骨神経痛

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坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。