将来的に運動や日常生活を存分に遅れるように腰痛を治療しに来院された70代男性

患者様の情報

70代　男性

疾患・症状

• 椎間板ヘルニア
• 椎間板変性症

患者様の状態

今年の4月頃からゴルフをされた後や庭掃除など、腰に負担のかかることで腰痛が頻発する様になられました。近くの整形外科で内服薬などによる治療をされていましたが、改善が乏しい状態でした。腰痛を治療し、運動などが自由にできるようにしておきたいと将来的なことも考えられ当院を受診されています。

診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、第2腰椎から第1仙骨までの椎間板が変形しているのが分かります。飛び出したような変形であり、椎間板ヘルニアと診断されます。椎間板の容量も減少傾向を示しており、椎間板変性症（StageⅣ）と判断いたしました。

施術内容

ディスクシール治療（Discseel® Procedure）

椎間板に対して損傷部位を特定する為に検査を行ったところ、椎間板4箇所（L2/L3、L3/L4、L4/L5、L5/S1）の繊維輪に損傷が認められ、治療を行っています。

治療前に部分麻酔を行っています。非常に細い針での麻酔となりますので、あまり痛みは感じられなかったと思います。

治療用の管を挿入中に右足にしびれが出現しました。一時的なもので後遺症も残りませんが、患者様も少し驚かれました。

椎間板を検査しているところです。患者様には治療後にご説明をしましたが損傷部分が黒く映っております。治療時間は18分程でした。

院長の一言

本日の外来に、日帰り治療をされてから約1年経過された患者様が来院されました。神経痛も腰痛も改善されていますが、今後も問題が無いのか検査を目的に受診されました。診察と検査の結果も問題は見られず、引き続き運動も可能である事と体幹筋力を付けておくように指導させて頂きました。