患者様の情報
60代 男性
疾患・症状
患者様の状態
3年ほど前より腰痛を自覚されていましたが、マッサージなどで様子を見られていました。最近は右足にしびれと痛みが出現するようになり、地元の病院を受診し、外科的手術を勧められていました。ご友人が当院での治療をされ、改善したことから紹介を受け来日されています。
診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、第4腰椎と第5腰椎の椎間板に変形が認められ、椎間板ヘルニアと診断致しました。同時に第4腰椎は、前方にずれがみられ腰椎すべり症と判断いたします。
施術内容
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
椎間板周囲での慢性炎症により腰痛と神経障害が悪化していると判断し、椎間板3箇所(L2/L3、L3/L4、L4/L5)にディスクシール治療(Discseel® Procedure)を行っております。


インドネシアでは英語での会話が可能ですので当院の通訳を介して治療を開始いたしました。この写真は局所麻酔を行っているところになります。

私も英語で患者様と会話をかわしながら、治療用の管を椎間板まで挿入致しました。

患者様は治療中の様子を見たいと希望されていましたので、モニター画面を移動しご説明いたしました。
椎間板を検査していますが、損傷部位が認められましたのでディスクシール治療(Discseel® Procedure)を行っております。治療時間は20分でした。英語でのご説明となり、少し時間がかかりました。
院長の一言
今年の3月に椎間板治療を行ったオーストラリア人の患者様が来院されました。日本在住のパイロットの方で、歩けなかったほどの神経痛が消失しており、今回は仕事復帰をするのに診断書が必要であるため受診されています。航空業界の仕事復帰に関しては、安全性の観点から必ず医療機関の診断書が必要になると聞き、納得致しました。コロナが落ち着いてからは、英語での会話が多くなってきました。
今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは、背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛や足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任