患者様の情報
60代 男性
疾患・症状
患者様の状態
10年前より腰痛は自覚されておられましたが、痛みは強くなく様子を見られていたそうです。最近になり左坐骨神経領域にシビレが出現するようになり、日常生活でもストレスがかかってくることから当院を受診されました。
診察と検査結果
腰のMRI検査ですが、腰全体にわたって椎間板が潰れている状態です。また椎間板は変形も伴っており椎間板ヘルニアと診断致します。神経の通り道となる脊柱管も狭くなっており、脊柱管狭窄症も合併されています。
施術内容
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
椎間板を検査し、治療を行っております。
本日は6件の治療を行っておりますが、全て鎮静剤を使用致しました。この写真では、背中に局所麻酔を投与しているところになります。
腰骨の変形が強い為に、治療用の管を左右から挿入する事になりました。患者様は寝ておられましたが治療担当の石田医師は少し汗をかいております。
椎間板を検査しているところになります。損傷した部分が黒く映し出されています。治療時間は22分でした。患者様は治療直後にお目覚めになられました。
院長の一言
昨日は石田副院長と共にタラオカントリークラブでゴルフコンペに参加してまいりました。女子プロゴルファーの方も参加されており、プレーの内容にびっくりしました。プロの方でもミスをされるのですが、その後のリカバリー力がすごく、連続してミスをされないのでスコアが非常に安定するんですね。ミスを繰り返さないこと、同じ過ちを繰り返さないことが大切だと知りました。特に子供の教育に役立てる事ができそうです。ちなみに石田副院長は後半に足が痙攣してしまい、日頃の運動不足を露呈する事になってしまいました笑
治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。