STR療法(幹細胞由来組織修復因子)椎間板外の治療(再生療法)/ 日帰り腰痛治療

椎間板外の治療(再生療法)とは

椎間板内治療後に症状が残存した方が対象となる治療です。椎間板の周囲にある組織の炎症が原因で神経痛が改善しない場合は、再生医療に分類されるPRP療法STR療法を用いることで炎症を軽減させ、組織の補修を促すことが期待されます。

STR療法とは

幹細胞由来組織修復因子療法 - Stem cell-derived tissue repair factor Treatment

対象となる腰の皮膚に局所麻酔を行い、X線透視下で治療用の針を刺し、幹細胞培養上清液を注入する治療方法です。

STR療法の解説動画

幹細胞培養上清液

幹細胞培養上清液は健常な日本人から提供された幹細胞を用いて細胞加工施設で徹底した品質管理のもと製造されています。

  • 未承認医薬品であることの明示、入手経路等の明示
    野中腰痛クリニックでは、本治療法で用いる医薬品はバイオセラピー経由にて入手しております。ただし、こちらの幹細胞培養上清点滴に用いる医薬品は、日本国内においては医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。日本では、未承認医薬品を医師の責任において「研究用試薬」として使用することができます。
  • 国内の承認医薬品等の有無の明示
    本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器・医薬品はありません。
  • 諸外国における安全性等に係る情報の明示
    諸外国においても重大なリスクの可能性について明らかな情報はありません。

対象となる疾患と症状

対象疾患

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 椎間板変性症
  • 腰椎すべり症
  • 脊椎術後疼痛症候群(FBSS)

このようなお悩みの方が対象

  • 慢性的に痛みや痺れに悩んでいる
  • 高齢のため外科的手術のリスクが高い
  • 脊椎固定術・人工椎間板置換術などの手術をしたくない
  • 外科的手術後に改善しなかった、または再発した
  • 腰痛の手術で入院したくない
  • 腰や足に痛みがあり歩くことが困難
  • ゴルフや野球などのスポーツをしたいが、腰痛が原因で思うようにできない

80歳以上のご高齢の方も治療が可能です

治療のメリット

炎症の軽減と組織の修復

炎症の軽減と組織の修復

痛みの原因である炎症(サイトカイン)に対して症状の軽減、慢性炎症による傷害組織の修復を促す効果が期待されます。

負担が少ない日帰り治療

負担が少ない日帰り治療

局所麻酔と針のみで治療を行うため、治療時間は20~25分程度。治療後数時間の安静でご帰宅が可能です。

手術後の患者様も治療可能

手術後の患者様も治療可能

手術後にも疼痛が緩和しない方や症状が再発した方にも治療が可能です。

治療の流れ

  1. 準備
    準備
    治療台の上にうつ伏せで寝ていただきます。
  2. 消毒
    消毒
    背中から治療を行うため、しっかりと消毒します。治療担当医や看護師などスタッフは滅菌のグローブとガウンを着用しています。
  3. 麻酔
    麻酔
    背中に数ミリの針で局所麻酔を行います。また、ご要望に合わせて鎮静剤を使った治療もご案内しております。
  4. 治療
    治療
    背中に0.8mmの針(穿刺針)を椎間板に向けて挿入し、椎間板外にSTRを注入します。
  5. 安静
    安静
    治療後は回復室で1時間程度安静にしていただきます。

椎間板の状態

  1. ディスクシール治療及びDRT法の治療後も持続する炎症や組織障害による慢性的な神経痛が残存している状態。

    ディスクシール治療及びDRT法の治療後も持続する炎症や組織障害による慢性的な神経痛が残存している状態。

  2. 椎間板の外にSTRを注入します。

    椎間板の外にSTRを注入します。

  3. 椎間板の周辺組織の抗炎症作用や傷害組織の改善を促します。

    椎間板の周辺組織の抗炎症作用や傷害組織の改善を促します。

治療時間

治療時間
15~30分程度

治療後は30分で歩行可能(個人差あり)となり、約60分後には帰宅可能となります。デスクワークや軽動作は翌日から可能ですが、スポーツや重労働は1ヵ月程度控える必要があります。

効果と副作用

効果

治療後1~3ヵ月で大きな効果が期待されます。

副作用

治療後は内出血、腫れ、発赤、疼痛、かゆみ、変色および圧痛が発生することがあります。椎間板の容量が増えたことで周りの筋肉や関節、靭帯等の広がりにより一時的に筋肉痛や腰の違和感が出現することがあります。

禁忌事項

下記に該当される方は治療ができない場合があります。

  • 妊娠中やその可能性のある方
  • 授乳中の方
  • アレルギー体質の方
  • 癌治療中の方

注意事項

幹細胞培養上清液の投与を一度でも受けられた方は、以降の献血ができなくなります。

治療後の生活ガイド

治療後、一般的な日常生活は翌日から復帰可能です。また、可能な限り歩行や運動を行っていただくことを推奨しております。しかし、一部控えていただく必要がある運動や日常の動作がございますので、以下の目安に沿って再開してください。

治療後の運動制限

治療当日から可能
  • ホットカイロの使用
  • 乗り物の利用(自動車・電車・飛行機など)
  • 乗り物の運転(自動車・バイク・自転車)
治療2日後から可能
  • 入浴
  • 温泉・サウナ
  • プール
治療1週間後から可能
  • 運動(リハビリ・ランニング・ジムトレーニングなど)
  • マッサージ
  • ブロック注射
治療2週間後から可能
  • ヨガ
  • 整体・整骨院・カイロプラクティック
  • 鍼治療
治療1ヵ月後から可能
  • 激しいスポーツ(ゴルフ・テニスなど)
  • 重い物を持つ作業

※ゴルフのラウンドは、30日以上経過してから身体の状態を見ながら少しずつ開始してください。また、過度な運動は再発のリスクを高める可能性がありますので、無理をせず慎重に行ってください。

治療費用

治療箇所(椎間板につき)1箇所2箇所3箇所4・5箇所
治療費用400,000円(税込:440,000円)450,000円(税込:495,000円)500,000円(税込:550,000円)550,000円(税込:605,000円)

お支払い方法

現金、各種クレジットカード、事前振込によるお支払いが可能です。

事前振込をご希望の方へ

ご来院される方

治療方法が決定していないため、診察後にお伝えする治療費用をお振込みください。治療箇所が少なくなった場合などお振込み金額に差額が発生した場合は治療後、ご指定の銀行口座に差額分を返金いたします。

画像相談ご依頼の方

診断の結果、治療費用を決定いたします。決定後にお伝えする治療費用をお振込みください。治療箇所が少なくなった場合などお振込み金額に差額が発生した場合は治療後、ご指定の銀行口座に差額分を返金いたします。

備考

大阪本院にて診察後治療を受けた場合、診察・MRI等の検査費用はすべて上記治療費用に含まれます。
本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。

よくある質問

治療方法について

  • Q
    注意事項に献血ができなくなるとありますが、なぜできなくなるのでしょうか?
    A

    幹細胞培養上清の製造元より、患者様の安全性を高めるために控えていただきたいと通知を受けております。今後、献血しても問題ないと通知があった際は改めておしらせします。

  • Q
    STR療法とPRP療法の違いは何ですか?
    A

    使用する治療薬が異なります。
    PRP療法は患者様ご自身の血液から治療薬を製作した治療薬でを使用し、STR療法は健常な日本人から提供された幹細胞を用いて、細胞加工施設で製造された治療薬使用します。効果に大きな差はありませんが、STR療法の治療を受けられた場合、献血ができなくなります。

治療後について

日帰り腰痛治療法一覧

椎間板内の治療方法

当院の治療はすべて保険適応外の自由診療です

椎間板に損傷がある
タイプ


椎間板に損傷がなく
内圧が高いタイプ

椎間板外の治療方法

椎間板内治療後に症状が残存した方が対象です

再生療法


抗炎症療法

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