はじめに
前回の記事では、これまでDRT法の治療経過を3ヵ月・6ヵ月と公開してきました。
今回のブログでは、治療効果の最大期間1年経過を動画で報告します。MRIでの腰の変化や症状の変化を中心にお話しします。
この記事では、その内容を5分でわかる要約としてお届けします。
当院での治療結果にご興味がある方はぜひご覧ください。
動画はこちら▼
MRIで見る治療前と治療後1年経過の様子
治療前は趣味のゴルフやスキーなど運動をすると症状が出現していました。リハビリ等もやってみましたが症状が改善せず2024年5月8日にDRT法を受けています。
2024年4月に撮影したMRIと2025年5月に撮影したMRIを比べると主に腰骨3番目、4番目、5番目の椎間板にヘルニアがありました。治療中の映像を見ると椎間板の部分が黒く映っているので椎間板の損傷があることが確認できます。


1年経過のMRIを見るとヘルニアが吸収されて消えていることが分かります。症状は「坐骨神経痛」が消失しています。

改善することで起こった体の変化
治療によって起こったメリットを紹介します。
- 活動性の向上
- 腰への負担軽減

症状があると運動ができず活動性が低下することで肥満になり、更に病気が悪化してしまいますが・・・

治療によって症状が改善すれば活動性が上がり、肥満も改善され痛みが取れやすくなる好循環に繋がっていきます。
この先どのくらい治療効果が継続するのか
10年・15年は腰の状態を維持できる可能性はあります。また今後、新しい腰痛治療が生まれている可能性もあります。
治療内容
- 病名:椎間板ヘルニア・椎間板変性症
- 症状:腰痛・坐骨神経痛
- 治療法:DRT法
- 治療箇所数:3箇所
- 治療時間:18分~20分
総じて、腰の調子は良好です!
患者様へのメッセージ
結果的に治療を受けて改善があり満足ですが、まずはリハビリで身体を鍛えてることが基本です。それでも改善しない場合に椎間板治療や最終手段として外科的手術を検討してくのが良いのではないでしょうか。

この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任