コラム / 院長ブログ

有罪になったら……

赤穂市民病院の脊椎外科の先生が起訴されてしまいました。技量不足にもかかわらず外科的手術をしてしまったんで、患者さんに麻痺が出現してしまったことが原因らしいです。脊椎外科の先生はご自身で技量不足だったと認めてはるんですけど、検察は禁固刑を求刑してます。皆さん、もし医師が有罪になったら医師免許ってどうなるか知ってはります? もし医師が有罪になったら、厚生労働省が定める医道審議会で医師免許の是非が問われるんですよ。そして、免許取消医業停止などの処罰が下されます。まるで運転免許みたいに免停や免取りと同じことがあるんですね。

例えば、飲酒運転で検挙されたら3ヵ月の医業停止、人身事故なら2年の医療停止が下されます。違法薬物なら免許取消もあります。患者へのわいせつ行為や身体などに致命的な行為をした場合は免許取消になっています。そりゃ当たり前ですけどね。

昨今、海外で定められたガイドラインを逸脱して、適応外や禁忌となっている症例にも治療を行っていることが問題視されています。もちろん野中腰痛クリニックではそんなことしてまへんけど、万一、ちゃんと説明せずに適応外や禁忌疾患に対して治療を行い副作用が生じた場合には、医道審議会で処罰されるレベルの話になります。

このように、医師は診療でも私生活でも身を正しとかんと免許が無くなってしまう生き物なんです。しっかりと事故に遭わんようにそして道を踏み外さんように人生を歩いていかなあきまへんということですかね。

ヘルメット子:平均台

この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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