患者様の情報
20代 女性(インドネシア国籍)
疾患・症状
患者様の状態
患者様はインドネシア在住の女性です。21歳の時に椎間板ヘルニアに対して外科手術をされてますが、再発を繰り返し23歳で再手術をされています。坐骨神経痛は持続しており3回目の手術を勧められている状況です。インドネシアの病院で当院を紹介されご連絡されています。
検査
MRI

海外からの相談であるので、MRI画像が写真になっていますが、L3/4、L4/5、L5/S椎間板は変形して容量も低下しています。特にL3/4では脱出型ヘルニアも伴っている状態です。
方針
2度の手術により椎間板機能は大きく低下しており、3度目の手術となると将来的に固定術が必須となる状況です。20代という年齢を考えると保存的治療および椎間板治療(ディスクシール治療またはDRT法)が適切だと判断しました。
対策
患者様とは英語(通話とメール)でのやり取りを行っておりますが、おそらく椎間板治療を目的に来日されることになりそうです。
まとめ
欧米では椎間板治療が一般的になっていますが、東南アジア領域では外科的手術が優先されることが多いようです。来週、インドネシアへ講演に行きますので、しっかりと現地の先生方と懇親を深めようと思っています。
院長の一言
バックラフト
9月14日は家族を引きつれて、奈良県の五条市を流れている吉野川にバックラフトツアーも行ってきました。ほんまはお盆休みに行く予定やったんですけど、大雨で順延となって、ずれ込んでもうたんです。
川は綺麗やし、水は程よく冷たくて気持ちいいし、最高でした。童心に帰って川遊びもええもんですよ。どないでっか? ラフティングツアーもあるんで年齢高めでも楽しめます。次回はキャニオリングツアー参加しよかな?
今回の治療法
診察のみ
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腰椎椎間板ヘルニア

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坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任