患者様の情報
40代 男性(スウェーデン国籍)
疾患・症状
患者様の状態
患者様は、当初は北米でのディスクシール治療を検討されていましたが、北米の経済政策に嫌気がさして日本での治療を希望されました。趣味はサーフィンであり、タイに長期滞在されることも多いそうです。症状は腰痛ですが、慢性的であり、海に入れないときもあるそうです。
検査

腰のMRI検査です。複数の椎間板が潰れているのが確認でき、変形も伴っています。椎間板変性症と診断致します。椎間板容量の低下も明らかです。
治療
すでに北米のディスクシール治療センターに相談されており、ディスクシール治療については理解されていました。
Annulogram検査
椎間板に対してAnnulogaram検査を行っているところです。損傷部分が黒く映し出られています。
ディスクシール治療
ディスクシール治療を行っているところになります。
治療前後のレントゲン

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後です。椎間板容量の増加が確認できます。

身長が190cmを超えていたため、移動に使うストレッチャーから足がはみ出してしまいました。高身長の患者様用にストレッチャー購入を予定しております。すんません。
院長の一言
みなさま、お盆休みはいかがお過ごしでしょうか? われわれは明日からお盆休みになります。私は墓参りをしてから、家族を連れて長島スパーランド、吉野川のカヤックでの川下り、バンジージャンプ(開運バンジー)を予定しております。全て日帰りですが、天気が悪い場合には大阪の名物-月化粧饅頭の工場見学に行ってこようかなと思っています。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

椎間板変性症

椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任