治療症例 / 院長ブログ

治療後6ヵ月経過するも改善が乏しい患者様(60代男性)

患者様の情報

60代 男性

疾患・症状

状態

関東在住で2025年2月にディスクシール治療を行っています。脊柱管狭窄症による坐骨神経痛としびれがあり、杖で歩行をされている状態でした。治療後6ヵ月経過しておりますが、下肢のしびれに全く改善がないため受診されました。


治療前後の状態

VAS Score(疼痛スケール)

2025年2月2025年4月2025年8月
腰の痛み0点0点0点
下肢の痛み8点3点0点
しびれ8点8点8点
臀部の痛み8点5点1点

(患者様に痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)


検査

治療前のMRI検査

治療前のMRI検査

治療前のMRI検査です。L3/4、L4/5、L5/Sの3箇所の椎間板が変形しており、脊柱管狭窄症も合併しています。

治療後6ヵ月経過したMRI検査

治療後6ヵ月経過したMRI検査

治療後6ヵ月経過したMRI検査です。椎間板は温存されており、L3/4では脊柱管狭窄症の改善傾向がみられるものの、L4/5では狭窄症部分に変化は見られません。


診察

椎間板機能の改善により、脊柱管狭窄症部分の炎症が沈静化した結果、神経痛は改善したと判断しました。しびれが残存している原因としては、椎間板外に存在する神経線維、または神経外縁に存在する髄鞘に恒久的な障害、または癒着が存在していることが考えられました。患者様は、しびれが気になり大きなストレスになっている状況でした。


対策

椎間板外の障害が原因である場合には、別途、椎間板外に対する治療を要することをご説明し、STR治療(幹細胞培養上清治療)を提案し、治療予約となりました。


まとめ

神経障害に関しては、ディスクシール治療のみで完治する場合もありますが、部分改善しかない場合もあります。追加で治療を行うことで完治率を上げることが可能ですので、残存した症状が問題になる場合には追加で椎間板外治療を行うことを推奨しております。


院長の一言

秋が来た

昨日、帰宅途中にスーパーマーケットに寄ったところ、栗と安納芋が売っていました。思わず「秋が来た」とつぶやきました。美味しい季節と同時にスキーシーズンが近づいたっちゅうことです。すべてが楽しみ。

さて、我らの阪神タイガースの優勝日が近づいてまいりましたが、問題は日程ですねん。現時点では9月7日前後ちゃうか?と予想されていますね。とにかく、なんとか、かんとか、僕が甲子園に行ける日でお願いしよります。

ヘルメット子ちゃん:お願い

今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


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この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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