治療症例 / 院長ブログ

歩けなくなった50代男性

患者様の情報

50代 男性

疾患・症状

患者様の状態

4月中旬にゴルフをされた後から坐骨神経痛を自覚されています。近くの整形外科で内服治療もされていますが改善がなく、10分以上歩く事が出来ない状況が続いているため当院を受診されました。


検査

MRI

腰のMRI検査です。第3腰椎と第4腰椎間の椎間板が変形しています。椎間板の容量も減少傾向であり、脱出型ヘルニアと判断されます。


治療

椎間板に対してAnnulogaram検査を行ったところ、繊維輪の損傷部位が確認できましたのでDRT(椎間板再生治療)を行いました。

Annulogram検査

Annulogaram検査の様子です。神経側にも損傷が確認できます。

DRT法(椎間板再生治療)

DRT(椎間板再生治療)を行っているところです。ご本人の血液を30mlほど利用しています。

治療前後のレントゲン

治療前後のレントゲン

治療前後のレントゲン写真になります。左側が治療前、右側が治療後になります。ゴルフを再開するには1ヵ月ほどかかる見込みであるとご説明いたしました。


院長の一言

ヘルメット子ステッカー

先日、趣味のステッカー作りのために裁断機を購入したのですが、ものすごく便利です。今までは一枚ずつカッターナイフで切り添えなければならなかったのですが、この文明の利器である裁断機を使えばまとめて処理できるんですよね。腰痛治療も同じようにできればいいのに。絶対無理やけど。

裁断機

さて我らの阪神タイガースですが、とうとうマジックナンバーが20となりました。優勝予測日は9月初旬から中旬になっており、当日は球場で応援したいのですが診療の都合もあるので運頼みです。これは「どこでもドア」買うしかないわ。

ヘルメット子:どこでもドア

今回の治療法

DRT法(経皮的椎間板再生治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,430,000円~1,760,000円(税込)

リスク・副作用

治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。

禁忌事項

血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。


関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

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腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

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坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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