患者様の情報
40代 男性
疾患・症状
患者様の状態
毎年2週間ほど雪山(信州方面)に行かれているそうですが、今年3月にスノーボードで腰痛が出現した後、動けなくなられたそうです。現在は左足に痺れが残っている程度ですが、冬に向けて腰痛を完治しておく必要があることから、当院を受診されています。
検査

腰のMRI検査です。椎間板L5/Sの変形が目立ちます。よく観察すると椎間板L1/L2から変形が確認できます。腰を酷使されてきたのか、脊柱管狭窄症の合併も認めます。
治療
椎間板をAnnulogram検査で確認したところ、随所で損傷が認められたことからディスクシール治療を行いました。
Annulogram検査
Annulogram検査の様子です。損傷部分が黒く映ってきます。
ディスクシール治療
損傷部分に合わせて、ディスクシール治療を行っているところになります。
治療前後のレントゲン

治療前後のレントゲン写真になります。左側が治療前、右側が治療後になります。治療後の診察で、長野県内でバックカントリーを楽しまれている事を知りました。僕も負けずに頑張りたいと思います。
院長の一言
お盆休みの思い出②
お盆休みは、日帰りで長島スパーランドにも行ってきました。私の様な40代のおじさんも、中学生の子供達も1日中楽しめるジャンボ海水プールです。

お勧めは激流プールです。浮き輪につかまりながら流されるのですが、1~2分おきに激しい波が襲ってくるのが最高でした。
来年は長島スパーランドに併設されているホテル花水木に泊まりたいなあ。高いけど。
今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任