治療症例 / 院長ブログ

手術後の再発にDRT治療(60代女性)

患者様の情報

60代 女性

疾患・症状

患者様の状態

2年前に坐骨神経痛が出現し、脊柱管狭窄症と診断された後、外科的手術(除圧術)を受けられました。手術後3ヵ月ほどで坐骨神経痛が再発し、内服薬で様子を見られていましたが、徐々に悪化する為に当院を紹介で受診されています。


検査

MRI

腰のMRI検査ですが、第3腰椎と第4腰椎、第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板が潰れており、脊柱管狭窄症の再発が確認されます。


治療

神経障害が進行している可能性が高いので、DRT法(椎間板再生治療)を行っています。

Annulogram検査

Annulogram検査(アニュラグラム検査)を行っています。椎間板の損傷部分が黒く映し出されています。

DRT法(椎間板再生治療)

DRT法(椎間板再生治療)を行っているところです。椎間板容量の増加が確認されます。

治療前後のレントゲン

治療前後のレントゲン

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後になります。3~6ヵ月後には坐骨神経痛の改善がみられるとご説明しました。


院長の一言

大阪は天神祭り

昨日から大阪では天神祭りで盛り上がってます。今日は天満宮(大阪城付近)で花火大会が行われるのですが、僕の帰宅時間に花火が上がり通勤道路が規制されるため、今日は電車通勤をしてます。いっそのこと花火大会に寄っていこかな?と思ったのですが、おっさん一人で花火大会に行ってもね……。かといってクリニックのスタッフと徒党を組んでも、おっさん集団になるだけやし、おっさんは1人でお茶しとく方が自然かも。

ヘルメット子:お茶

今回の治療法

DRT法(経皮的椎間板再生治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,430,000円~1,760,000円(税込)

リスク・副作用

治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。

禁忌事項

血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。


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この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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