患者様の情報
30代 男性
疾患・症状
患者様の状態
12年前、私が青藍病院で勤務していた時代に椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛に対してPLDD(椎間板レーザー減圧治療)を行った方です。お仕事が消防士で、サーフィンが趣味であるため、無理をして椎間板ヘルニアが再発してしまったために受診されました。
検査

腰のMRI検査です。椎間板ヘルニアを認めますが、椎間板容量は保たれています。
治療
椎間板造影検査と椎間板内圧検査を行ったところ、椎間板の損傷は軽微で椎間板内圧の上昇が確認されたためPLDD(椎間板レーザー減圧術)を行っています。
Annulogram検査
椎間板造影検査ですが、損傷が軽微である為に造影剤の染み込み現象はありません。続いて行った椎間板内圧検査では圧力の上昇が示唆されました。
PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)

PLDD(椎間板レーザー治療)を行っているところです。椎間板内には痛覚神経がないため痛みを感じる事はありません。治療時間は17分でした。
院長の一言
12年前にPLDD(椎間板レーザー減圧治療)を行っていなければ、椎間板の損傷が進行してしていた可能性が高いと思われます。その場合、ディスクシール治療やDRT(椎間板再生治療)が必要になるため、治療費も高くなっていまいます。こまめにメンテナンスを行う事が大切なんやと思います。

さて、昨日はタイガースを応援しに東京ドームに行ってきたんですが、とりあえず、びっくりしました。

通路の幅も5倍くらいあるし、何もかも綺麗やし、飲食店もなにやら一工夫されている商品ばっかり。甲子園の様に「ハイッたこ焼き1丁!!」「ハイッ焼き鳥あがりーー!!」なんて声も聞こえないし、酔っぱらってフラフラしている人もいまへん。ヤジも聞こえんし……。

個人的には、昭和を感じられる甲子園が好きなんですけど洗練された東京ドームには圧倒されましたわ。試合はサヨナラ負けやし、なんやろこの複雑な気持ち。
今回の治療法
PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)
治療期間
日帰り
治療費用
308,000円~473,000円(税込)
リスク・副作用
治療を受けた後に今までになかった腰痛や痺れ、太ももに筋肉の張りを感じる場合があります。症状や状態により個人差がありますが、手術後1週間~1ヵ月程、これまでになかった症状が一時的に続くこともあります。また、外科的手術と比べると確率は非常に低くなりますが、治療箇所からの感染症や合併症などのリスクがあります。
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この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任