患者様の情報
靍原弘高(つるはらひろたか)さん 50代 男性
職業はゴルフ関連のライターで動画配信などもされています。
疾患・症状
治療前の状態
20代のころから腰痛発作を繰り返されていましたが、2023年の年末に激しい坐骨神経痛が出現し、椎間板ヘルニアと診断されました。2024年の間は歩くこともままならず、ゴルフどころではなく、仕事にも大変な支障が生じておられました。リハビリでは改善がないため、2024年11月に当院を受診され、ディスクシール治療を行っています。
治療後の経過
治療後2ヵ月経過した2025年1月頃から坐骨神経痛が改善し始めましたが、丸1年間動いていなかったため、ゴルフができる状況ではなかったそうです。そのためパーソナルトレーナーとともにトレーニングを行い、治療後5ヵ月(2025年4月)頃からやっと仕事を再開(ゴルフ)できるようになったようです。7月の時点で日本全国のゴルフ場で問題なくプレーができるまで改善しています。
治療前後のMRI
治療前のMRI

治療前のMRI検査ですが、L5/Sに脱出型ヘルニアが確認できます。
治療後のMRI

治療後のMRI検査では、脱出ヘルニアの自然吸収が確認できます。
まとめ
体が資本となるお仕事であり、早期回復を目指してディスクシール治療を行いましたが、1年間も体を動かせない状態であっために、坐骨神経痛が改善してからも4ヵ月ほどのリハビリが必要になってしまいました。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などでは、早期に椎間板治療をすることも大切だと考えます。
注
靍原さん自身が動画配信などをされていることから、お名前を出しても良いと特別に許可をいただきましたので、個人情報を公開させてもらいました。また、靍原さんは当院とのタイアップでディスクシール治療をしたわけではなく、治療費用もご自身でお支払いいただいております。

院長の一言
東京ライフ
野中腰痛クリニック東京院には、月に4日間ほどですが出勤しています。隔週の金曜日と土曜日に外来をしており、1泊2日の出張ですね。クリニックの近くには銀座や有楽町、日本橋があるので、夜が楽しそうと言われることが多いのですが、基本的に出歩くことはなく、いつもホテルの部屋でビールを飲みながら、阪神タイガース戦の動画を見ています。
僕は夜のお姉さんがいるお店が好きではありません。お客さんを店外でお見送りした後、お姉さん方は一様に疲れた表情をしていることが多いですよね。当然といえば当然ですが、素をださずに接客されたら、こっちが気を使ってしまう気質なので、結局、自分が疲れてしまうわけです。お互い疲れてしまう飲食ってなんなん? そういう理由で夜のお店に興味がわかないです。
だから、僕の外来は本音で診察するようにしています。その方が僕自身が疲れないし、患者様も疲れないかなと。だから、東京での診察であっても、大阪弁になってしまいます。すんまへん。
今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

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坐骨神経痛

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この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任