治療症例 / 院長ブログ

治療を聞きつけアメリカより来日された患者様(50代男性)

患者様の情報

50代 男性 アメリカ国籍

疾患・症状

患者様の状態

患者様は数年前に脊柱管狭窄症と診断されていましたが、最近になり坐骨神経痛が悪化したため治療を希望したところ、ディスクシール治療が適応であると医師に言われたそうです。しかし、地元の病院でその設備がなく、治療可能な病院を調べられたところ当院を見つけられ、予てより計画していた日本へ旅行するついでに受診されました。


検査

MRI

腰のMRI検査です。神経の通り道である脊柱管が狭くなっており、脊柱管狭窄症と診断されます。坐骨神経痛の原因と判断いたしました。


治療

ディスクシール治療でも良いのですが、椎間板損傷の状態からDRT(椎間板再生治療)の方が良いとご説明したところ、DRT(椎間板再生治療)を選択されました。

Annulogram検査

椎間板に対してAnnulogram検査を行っているところになります。損傷部分を確認するまではディスクシール治療と同じです。

治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真になります。左側が治療前、右側が治療後になります。


院長の一言

たくらみ

今年の冬は八甲田山にスキーを計画しております。その為に今から家族を懐柔しておかなくてはなりません。息子と娘に夏休みにどこに行きたいのか、嫁が何を欲しがっているのかを確認しているところです。とりあえず、子供たちは長島スパーランドのプールに行きたいと言っていましたので、行き帰りの運転を全て私が担う形で家族に恩を売っておこうと企んでおります。もちろん名も無き家事もそろそろ始めなくてはなりません(運動靴の洗浄やトイレの掃除など)

ヘルメット子:プール

ちなみに、このブログを家族が見たらアウトですが、この3年程見ている気配はありません。


今回の治療法

DRT法(経皮的椎間板再生治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,430,000円~1,760,000円(税込)

リスク・副作用

治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。

禁忌事項

血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。


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この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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