患者様の情報
60代 男性
疾患・症状
患者様の状態
患者様は消化器内科の先生です。脊柱管狭窄症と診断されてから3年以上経過されておられ、外科的手術も検討されていたそうですが、ご自身で論文検索をしたところ、北米のディスクシール治療が良いと判断され当院を受診されています。ご本人は、現在も診療を続けておられますが、医師には定年という概念が無いため80歳までは診療を続けたいとおっしゃられていました。
検査

腰のMRI検査です。患者様にはほとんど説明する必要がありませんでしたが、椎間板容量が50%以下、脊柱管狭窄症と診断致しました。
治療
患者様のご要望通り、治療方法としてはディスクシール治療を選択しております。

Annulogram検査
椎間板造影検査を行っているところです。損傷部分が明らかになっています。
ディスクシール治療
ディスクシール治療を行っているところになります。
治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後になります。
治療時間は17分程でした。今回は局所麻酔を多めに使用しており、痛みは最小限ですみました。また、診療再開は明日から可能であるとご説明しております。
院長の一言
楽しみ
昨日の阪神タイガースは、見事な逆転勝利でカープに3連勝してくれました。現在、11連勝中です。タイガースの最多連勝記録が11であることから、本日のヤクルト戦に勝利すると記録更新となります。さらに、本日は甲子園での戦いになります。もはや甲子園に行くしかないですね。甲子園へ応援に行く予定です。楽しみです。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任