患者様の情報
60代 男性
疾患・症状
患者様の状態
建築関係のお仕事で代表をされており、現場仕事、交渉など業務は多岐にわたり、日々車で走り回っておられるそうです。昨年より坐骨神経痛を自覚されていましたが、徐々に悪化しており、仕事にも支障が生じるようになったため、近くの整形外科を受診したところ、脊柱管狭窄症と診断されています。内服薬での治療は効果がなく、お客様から当院を紹介され受診されています。
検査

腰のMRI検査です。複数の椎間板が潰れており、神経の通り道も狭くなっており脊柱管狭窄症と診断されます。
治療
椎間板が潰れているため、PLDD(レーザー治療)やディスコゲル治療(セルゲル治療)は適応外であるとご説明し、ディスクシール治療を推奨いたしました。
Annulogram検査
損傷した椎間板にAnnulogram検査を行っています。損傷部分が黒く映し出されています。
ディスクシール治療
ディスクシール治療を行っているところになります。
治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後になります。仕事の復帰は翌日から可能である事をご説明し、帰宅していただきました。
院長の一言
楽しみ
とうとう、我らの阪神タイガースは10連勝を達成しました。さらに、知り合いの先生から7月11日のタイガース戦(グリーンシート)を頂いております。明日は診療が終わり次第、甲子園に向かおうと思っています。もしも、今日の広島戦に勝利した場合、明日の中日戦は12連勝をかけた戦いになります。非常に楽しみです。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任