治療症例 / 院長ブログ

すべり症の治療(50代女性)

患者様の情報

50代 女性

疾患・症状

患者様の状態

10年ほど前から腰痛で悩まれていましたが、今年に入り長時間の座位や歩行時に神経痛としびれが出現するようになられました。近くの整形外科ではレントゲン検査ですべり症と診断されていますが、改善がないことから当院を受診されました。


検査

レントゲン

腰のレントゲン写真です。第4腰椎がずれており腰椎すべり症と診断されます。

レントゲン

MRI

腰のMRI検査です。神経の通り道である脊柱管まで狭くなっており、坐骨神経痛の原因と考えられます。脊柱管狭窄症と診断しています。

MRI

治療

ディスクシール治療

外科的手術は希望されず、ディスクシール治療を行いました。

椎間板にAnnulogram検査を行っているところです。損傷部分が確認できます。

損傷部分にディスクシール治療を行っているところです。
治療時間は14分程でした。1時間後に歩いて帰宅していただきました。


院長の一言

やるべきこと

昨日、長男が夏休み期間中に「やるべきこと」をリストにすると言いだしたので、私も「やるべきこと」をリストにしてみようと思いました。もちろん仕事以外のリストです。いろいろ考えたのですが、バンジージャンプをリストに入れました。奈良県の生駒郡に開運バンジーと呼ばれる施設があるので、予約してみるつもりです。

ヘルメット子:やるべきこと

今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

腰椎すべり症

腰椎すべり症

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは、背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛や足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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