治療症例 / 院長ブログ

ディスクシール治療後6ヵ月経過した60代女性

患者様の情報

60代 女性

疾患・症状

状態

2025年1月に脊柱管狭窄症に対してディスクシール治療を行った方です。5月頃から坐骨神経痛が改善していますが、旅行などに行って良いかを相談しに来院されました。


VAS Score(疼痛スケール)

2025年1月2025年6月
腰の痛み0点0点
下肢の痛み8点2点
しびれ5点0点
臀部の痛み8点2点

(患者様に痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)


検査

治療前

MRI写真(治療前)

治療前のMRI(2024年1月)です。L4/5とL5/Sの2箇所で脊柱管狭窄を認めます。炎症が持続していることで坐骨神経痛が出現していると考えます。

治療後

MRI写真(治療後)

本日のMRI(2024年6月)です。脊柱管狭窄は部分的には改善しているように見えますが、物理的には狭窄は残存しています。ただし、椎間板機能の改善とともに炎症が沈静化したことで症状の改善が図られていると判断します。


診察

5月頃から坐骨神経痛の改善があり、歩行距離や日常生活活動が増加していることを確認しました。15分以上の歩行も可能であり、MRI画像検査でも悪化要因は見当たらないことから、旅行などの長期外出も問題ないことをご説明させていただきました。


まとめ

基本的には症状改善とともに、自然に次のステップ(スポーツや旅行)に進まれる方が多いのですが、本日の患者様は慎重な方であられたと思います。安心材料として、受診していただくことは良い事だと思います。


院長の本音

昨日から東京院で診療をさせていただいております。金曜日の夜は、日本橋付近でそばと天丼セットを食べて、ホテルの部屋でビールを飲みながら阪神戦を見つつ7回表あたりで寝落ちしておりました。そのせいで、夜中2時に目が覚めてシャワーを浴びるはめになってしまいました。夜の街に出歩くことはないです……嫌いなんですよ、夜の繁華街。自分でも地味な院長だなと思います。

ヘルメット子ちゃん:のんびり

この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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